私、大家になります！～ARS～6 (ページ46)

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智side ページ46

…何それ、そいつのせいで翔くんが？

「ワシも悪かったんじゃよ
偉い人数名とワシだけであの家のことについて情報共有していて…一郎さんから連絡がきたら必ずワシに回してもらっていたから、他の奴等に情報が行き届いていなかった
話した偉い人は、一郎さんがやることに理解ある人達だったから信頼して話したけど…
他の運転手が全員そうだとも限らない。何なら、あそこに住んでいる住人達が傷つくことがあってはならないと思って話さなかったんじゃが…
それが運悪く裏目に出てしまった」
和也「…それで？そいつは、まだこのタクシー会社にいるんですか？」
「いや、ワシがそいつを怒って上に報告した
すると、その日のうちにそいつは辞めさせられた」
智「ってことはもう」
「あぁ、安心してくれ。上の方も次にこのようなことがないようにと
ワシが休日の時は、もう一人の理解ある奴が行ってくれることになった
そいつは君達と同年代なんじゃが、あいつと違ってのんびりしてて
でも、乗ったお客さんを癒してくれる素敵な子じゃよ
だから、君たちを含めてあのシェアハウスのメンバーがこの会社を使う時は必ずワシか、その子じゃからな？」

安心しておけよ？と言う運転手さん
いや、貴方はともかく
もう一人の方の方が知らないから逆に不安なんだけど…

「お、そういえば君たちここに用があったんじゃないかの？
時間は大丈夫か？」

…時間…あ、

急いで確認すると、予約時間まであと数分

智「すみません、ちょっと急ぎます！あ、帰りは」
「はは、大丈夫じゃよ。ここでゆっくり待っているからの」
和也「ありがとうございます！…翔、行こうか？」
翔「うん！おじちゃんまたねー」
「ほほ、またな」

支払いをしたおいら達は、運転手さんにお礼を言い、
滑り込みで先生から指定された入り口から入り受付に向かった

すると、ちょうど受付には美和先生が苦笑いでおいら達を待っていた