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美和「じゃあ、櫻井さん
そのままでいいんで、一緒にお話しましょうか？」
美和ねぇがそう言いながら私達の目の前にあった椅子に座ると櫻井さんは一転
固い表情になり、顔をぬいぐるみに埋めた
美和「…じゃあ、くまちゃんに聞いてみようかな」
そうボソッと呟くと、彼女は彼が抱きしめているくまのぬいぐるみの瞳に視線を合わせた
美和「くまちゃん、こんにちは」
その行動に私達は一瞬戸惑ったが、
彼はそのままの体勢で小声で「こんにちは」と返した
その様子が不覚にも何だか可愛くて
思わず口角が緩んでしまった
彼女も彼の様子に気がついているが、
あえて気がついていない振りをして、そのまま続けた
美和「くまちゃん、櫻井さんの好きな食べ物って知ってる？」
翔「知ってる。オムライスとチーズケーキ」
美和「そうなんだ！オムライスもチーズケーキも美味しいよねー」
翔「うん、あとお肉も好き」
美和「分かる分かる！私もお肉好きだよ」
翔「先生も？」
美和「うん、特にハンバーグとか唐揚げが好きだなー」
翔「それ、和と雅紀も一緒」
美和「そうなんだ！和くんと雅紀くんも好きなんだね」
翔「あと、智くんはお魚とかカレーが好きで
潤はかにクリームコロッケが好きなの」
美和「うんうん、どっちも美味しいよねー」
…凄い
いつの間にか、彼が話しやすい空気を作っている
彼も彼で、話をするのに夢中になってくまに埋めていた顔を離して彼女の目を見て話しているし…
翔「あとね、あと」
美和「うん」
翔「おねえちゃんがね、しょうたちのためにおいしいごはんつくってくれるの」
美和「へぇ、優しいお姉ちゃんだね？」
…櫻井さんってお姉さんいたんだ、意外
俺達ってことは他にも兄弟がいるんだね…
美和「お姉ちゃんに何作ってもらったのかな？」
翔「オムライスとかカレーとか…」
美和「ふふ、美味しそう」
翔「あ、きのうねおねえちゃんたちとおりょうりしたんだよ？」
美和「そうなんだ！どんな料理を作ったの？」
翔「しょうとじゅんがカレーをつくって、
まさきとおねえちゃんがハンバーグつくったの！
さとしくんとかずがおいしそうにたべてくれてうれしかった！」
…ちょっと待って
彼が言うお姉さんが作った料理、私もシェアハウスで作ったことある
しかも昨日のことについて言うと、まーちゃんと一緒に料理を作っていたのは私
…もしかして、今の櫻井さんが話している“おねえちゃん”って、
実のお姉さんじゃなくて私？
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うめパンダ(プロフ) - ゆーかさん» ありがとうございます(*^ー^)ノ♪不定期更新になってしまいますが、応援よろしくお願いします！ (2021年8月5日 8時) (
レス) id: a1376d4518 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーか(プロフ) - 初見です！今日この小説を見つけて一気にここまで読んでしまいました笑この先が凄く気になります！これからも頑張って下さい！！ (2021年8月4日 17時) (レス) id: 8f1f91b32d (このIDを非表示/違反報告)
うめパンダ(プロフ) - 名無し56631号さん» ありがとうございます(*￣∇￣*)そう言っていただけると嬉しいです！ (2021年7月27日 18時) (レス) id: a1376d4518 (このIDを非表示/違反報告)
名無し56631号(プロフ) - 最近読み始めました！！とても面白いです…更新楽しみにしています (2021年7月27日 9時) (レス) id: 2035d75108 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うめパンダ | 作成日時：2021年7月12日 23時
