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雅紀「俺こそ、翔ちゃんに出会えてよかった
あの日、俺は死のうとしてた
…でも、あの日あの場所に翔ちゃんがいたおかげで、俺はこうして生きているし今のシェアハウスのメンバーやAちゃんに出会うことができた
翔ちゃんは俺の命の恩人だよ」
翔「そ、そんな大袈裟な…」
雅紀「…Aちゃん」
そう言いながら、なぜかまーちゃんは私の顔を見た
…その表情は決意に満ちたものだった
A「何？」
雅紀「遊園地行った時、俺言ったよね？
時期を見て自分で話すって」
A「そうだね…」
雅紀「俺、それが今なんだと思うんだ
話すのは怖いし、思い出したくもないことだけど…
翔ちゃんは頑張って話してくれた。俺も話さないと」
A「無理しないでね？」
雅紀「うん、分かった」
そう言うとまーちゃんは私から視線を外し、
私以外の全員の表情を見た
雅紀「皆、今から話すことは本当にあったことなんだけど…」
そう言いながら、まーちゃんはポツポツと私に観覧車で告白した過去を話し始めた
雅紀「…これが俺の過去。ごめん、今まで黙ってて」
“引いちゃったよね”
そう付け足すまーちゃんの顔は今にも泣きそうな表情だった
雅紀「だから、それが怖くて言えなかった
だから、年相応になりたくて」
翔「俺だって、年相応になれてない」
雅紀「ううん、翔ちゃんはかっこいいよ
頭がよくて優しくて…
俺がここにきて少し経った時保育士の免許を取るために学校へ行って勉強していたら
翔ちゃんは俺の勉強に付き合ってくれたでしょ？
今までの奴等はバカにしてきたけど、翔ちゃんはバカにしないで俺に分かるように丁寧に教えてくれた
小学校の勉強がまともにできていない俺を…」
翔「俺は…雅紀に頼られたことが嬉しくて…もっと頼られたくてやっただけだからさ」
雅紀「ふふ、なのに俺翔ちゃんを危険な目に合わせちゃって…怖かったはずなのにごめん」
翔「謝らないで？俺は、雅紀を助けることができてよかった
俺を“お兄ちゃん”にしてくれてありがとう」
雅紀「翔ちゃん」
そう言うとまーちゃんは、櫻井さんから手を離し、
櫻井さんを力いっぱいに抱きしめた
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うめパンダ(プロフ) - ゆーかさん» ありがとうございます(*^ー^)ノ♪不定期更新になってしまいますが、応援よろしくお願いします！ (2021年8月5日 8時) (
レス) id: a1376d4518 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーか(プロフ) - 初見です！今日この小説を見つけて一気にここまで読んでしまいました笑この先が凄く気になります！これからも頑張って下さい！！ (2021年8月4日 17時) (レス) id: 8f1f91b32d (このIDを非表示/違反報告)
うめパンダ(プロフ) - 名無し56631号さん» ありがとうございます(*￣∇￣*)そう言っていただけると嬉しいです！ (2021年7月27日 18時) (レス) id: a1376d4518 (このIDを非表示/違反報告)
名無し56631号(プロフ) - 最近読み始めました！！とても面白いです…更新楽しみにしています (2021年7月27日 9時) (レス) id: 2035d75108 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うめパンダ | 作成日時：2021年7月12日 23時
