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A「え、勝にい本当に？」
勝希「本当だわ！っていうか、Aと潤の上司は悟だから
あいつに関しては、俺に電話してきた時に言ってたし」
そうなんだ…
今日は午後が一番忙しいのに、私達が抜けちゃったら、悟兄ちゃんだけじゃ大変だよ
勝希「ばーか、また申し訳ないって思ってるだろ」
A「でも」
勝希「俺が上司でも同じことするわ
正直、今日は仕事できる気分じゃねーだろ」
A「それは」
勝希「そういうこと
だから、今日は全員休みもらえてラッキーと思って、あの家でゆっくり休め」
2人とも、優しすぎるよ
勝希「っていうことを伝えにきたんだよ、分かったかがきんちょ」
翔「俺、頼んでないんですけど」
勝希「うわ、素直じゃねーな！
A、もしかしてこいつ…勇気より天の邪鬼？」
A「…かも」
勝希「マジかよ」
翔「ちょっと、話はそれだけですか？
じゃあ俺は帰りますね、家帰ってすぐに行く準備しないと」
そう言い、私から身体を離し部屋を出ていこうとする彼
…ってちょっと待って
私は反射的に彼の手首を掴んだ
掴まれた櫻井さんは、私の方を向いて一瞬目を大きく見開いたが
すぐに不機嫌な表情に戻った
翔「離せよ」
A「櫻井さん、正気ですか」
翔「何、退院できるってことは何ともないんでしょ？」
A「何ともって…でも貴方の心が」
翔「大丈夫、手首を切ったのだって偶々気分が沈んでただけ
だから、その偶々でいちいち仕事を休んでちゃ、俺仕事クビになる」
A「そんなことは」
翔「それって、俺必要とされなくなるってことでしょ？
そんなの無理、居場所失いたくない」
“必要とされなくなる”
“居場所失いたくない”
もしかしたら、櫻井さんがあんなことをやってしまった原因の根底はこれらなのかもしれない
…ってことは、もしかして
私は、ある嫌な考えが過ってつい、尋ねてしまった
A「それって、私のことを急に大家としてあの家にいていいって賛成した理由に関係しますよね？」
すると、彼は気まずそうに私から視線を逸らした
A「どうして！私は私がいることで一人でも嫌な思いをして欲しくなかったのに！」
翔「だからだよ」
A「え？」
翔「あの中で俺だけが反対したら、あんたあの家出ていっちゃうだろ？
そうしたら、間違いなく智くん以外の3人から嫌われるし、俺があの家の住人って居場所がなくなる」
それが、嫌だったと消え入りそうな声で答える彼
…気づけなかった
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うめパンダ(プロフ) - ゆーかさん» ありがとうございます(*^ー^)ノ♪不定期更新になってしまいますが、応援よろしくお願いします！ (2021年8月5日 8時) (
レス) id: a1376d4518 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーか(プロフ) - 初見です！今日この小説を見つけて一気にここまで読んでしまいました笑この先が凄く気になります！これからも頑張って下さい！！ (2021年8月4日 17時) (レス) id: 8f1f91b32d (このIDを非表示/違反報告)
うめパンダ(プロフ) - 名無し56631号さん» ありがとうございます(*￣∇￣*)そう言っていただけると嬉しいです！ (2021年7月27日 18時) (レス) id: a1376d4518 (このIDを非表示/違反報告)
名無し56631号(プロフ) - 最近読み始めました！！とても面白いです…更新楽しみにしています (2021年7月27日 9時) (レス) id: 2035d75108 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うめパンダ | 作成日時：2021年7月12日 23時
