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その日の夜、玄関で櫻井さんを待ち伏せしていると
12時を回った頃に鍵を開け、静かにドアが開かれた
疲れた表情で入ってきた櫻井さんに私は
「お帰りなさい」
と声をかけた
すると、まさか私がいるとは思わなかったのだろう
持っていた鞄を落とし、まるで幽霊でも見たかの表情でおそるおそる私の顔を見た
翔「何で…？」
A「私がいちゃだめですか？」
翔「いや、そういうわけじゃねーんだけど…」
そう言うと彼は靴を脱ぎ、家の中に入る
しかし、私との会話が気まずいのか人一人分の距離を開け
目線も私に一切合わなった
翔「あの、智くんは…？」
A「…代わってもらいました
私が櫻井さんに話があるので、寝ちゃっていいですって」
翔「…そうなんだ」
そう言うと目の前の彼はこちらに視線を合わせないまま、ずんずんと奥へ進んでしまう
私はどうすればいいか分からず、そのまま立ちすくんでいると
彼はなぜか途中で足をとめた
翔「…ねぇ、大家さん」
A「は、はい」
翔「俺に話あるんでしょ？さっさとやろうよ」
A「…え？」
翔「智くんを先に寝かせたってことは彼に聞かれたくない内容でしょ？
だったら、誰が入ってくるか分からないリビングより俺の部屋でと思ったんだけど」
A「は、はぁ…」
翔「とりあえず、2、3分時間もらっていい？
早く楽な格好になりたいし」
A「ど、どうぞ」
私の返事を聞くと、櫻井さんはまた足を進め部屋に戻った
…考えてみたら、私と櫻井さん
面と向かって話すのかなり久しぶりだ
緊張するけど…頑張ろう
そう心の中で小さく気合いを入れた私
それから再び彼が呼びにくるまでの時間は
本当にあっという間だった
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うめパンダ(プロフ) - あーちゃんさん» ありがとうございます！更新は不定期になりますが、シェアハウスに住む6人の未来を温かい目で見守っていただけたらと思いますm(__)m (2021年2月14日 20時) (
レス) id: a1376d4518 (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん(プロフ) - 久しぶりの更新ありがとうございます！！！(なんか上からみたいな言い方すみません！)いつも楽しみにしてます！！頑張ってください！！ (2021年2月14日 19時) (レス) id: 2cb2b05426 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うめパンダ | 作成日時：2020年12月16日 21時
