43 智くんとの出会い 翔side ページ47
その日は、ある窃盗事件の捜査報告書を作成していた
部屋には、俺の他に何人かしかいない
翔『何で、自分が担当したものを最後までやんないんだよ…(ボソッ)』
こんな独り言もこれで何日目だろ…
でも、文句なんて言ったら絶対に辞めさせられるから言えないし…
こんなことも何回思ったことだろ…
やっと1枚作成出来たので、リラックスするために大きく伸びをしていると…どこからか視線が(苦笑)
その方向に目を向けると、スーツを着た小柄な男性が入り口の方で俺のことをじっと見ていた
何か用事があるのかと思った俺は、その男性に近づき聞いてみた
翔『あの…ご用件は…?』
智『んぁ?用はねーんだけど…』
翔『はぁ…?』
智『たまたまここを通ったからさ?ちょっと見学してた♪』
翔『そ、そうですか…それではごゆっくり…』
俺は、男性にお辞儀をしてから仕事に戻ろうとした時
智『あ、君!!』
翔『へ…?』
呼ばれた方向を見てみると、さっきの男性がまだ僕を見たままだった
翔『何でしょう?』
智『君、楽しい?』
翔『は?』
急に何を言い出すんだ?この人…
翔『何がですか?』
智『今の仕事。』
ドキッ
翔『…仕事って楽しんでやるものじゃないですよね?特にこの仕事は。』
智『そうかな〜?事件を解決した時とか一般の人にお礼を言われた時に感じない?』
翔『…やりがいなら感じたことはありますが。』
智『え!?じゃあおいらだけ!?』
嘘でしょーと言いながらあわあわしている
それが何だか可笑しくて、思わず吹き出してしまった
智『んふふ♪やっと笑ったね〜』
翔『え…?』
智『さっきから、ずーっと怖い顔してたからさ?(苦笑)』
全然気づかなかった…
もしかして、この人…俺を笑わせようと?
智『んふふ♪君はイケメンなんだから、ぶすーっとしてたら勿体ないよ♪』
笑顔笑顔と言いながら、俺の両方の頬をつねる男性(苦笑)
翔『ふふ(笑)ふぁい(苦笑)』
智『んふふ♪何か相談したいことがあったらここに電話してね?』
翔『あ、はい…(苦笑)』
そういい渡されたのは、彼の携帯番号が書かれた紙
いつの間に…(苦笑)
智『じゃあまたね〜櫻井翔くん♪』
翔『はい!!…ってえ!?どうして名前を?』
俺に聞く前に、彼は風のように去っていった(苦笑)
っていうか…
翔『俺、彼の名前聞いてないんだけど…(苦笑)』
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うめパンダ(プロフ) - 凛々さん» 遅くなってすみません!!面白いと言っていただきありがとうございます♪これからも、楽しんでいただけるように頑張ります!! (2016年7月29日 16時) (レス) id: 74972f1160 (このIDを非表示/違反報告)
凛々 - 面白くて、いい感じのミステリーです! (2016年7月28日 23時) (レス) id: 309014b413 (このIDを非表示/違反報告)
華 - 相葉氏お誕生日おめでとう (2015年12月24日 23時) (レス) id: 488b602e52 (このIDを非表示/違反報告)
うめパンダ(プロフ) - ね~(о´∀`о)次に期待ですな!! (2015年12月23日 15時) (レス) id: 74972f1160 (このIDを非表示/違反報告)
華 - 今日,嵐ライブだね。東京行きたかったな〜 (2015年12月23日 15時) (レス) id: 07f98776be (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:うめパンダ | 作成日時:2015年12月16日 9時