葬式 ページ4
次の日
あっという間に通夜が終了して葬式当日がやってきた
私のお父さんとお母さんは、近所付き合いをうまく行っていたようで、多くの参列者が訪れた
その中でも、私のことを小さい頃から知っている近所の方は
「大丈夫？」や「無理しないでね？」と声をかけてくれサポートをしてくれた
悟「A」
A「…悟兄ちゃん」
悟「無理すんなよ、僕がいつでも代わるから」
普段見慣れているおしゃれなユニフォームではなく、喪服を着こなす彼に心配そうに頭を撫でられる私
…異例になるのか分からないんだけど、彼は他の方と同じ参列者の席ではなく私と同じ家族席に座ってもらっている
通夜の時、それに関して近所の方には不思議に思われ
「私の婚約者では？」という誤解をされてしまったため、
私のバイト先の店長であることと彼は私の兄的存在だと伝えると納得してもらえた…多分。
でも、彼が隣にいるだけで全然違う
唯一、彼の隣だけが私の張ってる空気を少しだけ緩めることができたのだから
悟「…でも、本当に呼ばなくてよかったの？」
具体的な言葉に出さなくても、彼が言いたいことは分かる
A「聞いたの？」
悟「聞いたよ…相当誤解されてるぞ」
私以外で、あのシェアハウスの住人の中で悟兄ちゃんの連絡先を知っているのは一人だけだ
彼から聞いたのだろう
A「だろうね」
悟「だろうねって…」
A「そうまでしないと、絶対あの人達ここに来そうじゃん」
私が彼等を呼ばない理由を知っている悟兄ちゃんは悲しそうに顔を歪める
悟「言ってくれれば、僕がその役をやったのに」
A「悟兄ちゃんはダメ。嘘つけなさそう」
悟「そう言うAだって、演技苦手なくせに」
的を得た発言に思わずドキッとしたが、戸惑いを隠すように他のところに視線を向ける
すると、私達が話し終わるのを待っていたのか
近所のおばさんの一人、井上さんが近づいてきた
井上「Aちゃん、聞いたわよ！おじいちゃんからシェアハウスを引き継いだんだって？」
A「…えぇ、まぁ」
井上「大変よね、貴方も」
A「大変とは…」
井上「だって、あのシェアハウスこの辺では有名よ？犯罪者がいるって」
これを聞いて思った
…あぁ、“やっぱり”彼等を連れて来なくてよかったと
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ココ - 楽しく読ませていただいています。これからも頑張って下さい！大好きです (2020年12月14日 18時) (
レス) id: d99ce7578f (このIDを非表示/違反報告)
うめパンダ(プロフ) - もふもふさん» ありがとうございます(*´ω｀*)これからも応援よろしくお願いします(*^ー^)ノ♪ (2020年11月28日 10時) (レス) id: a1376d4518 (このIDを非表示/違反報告)
もふもふ - うめパンダさん» いつも楽しく読ませていただいてます。続きがとっても楽しみです！これからも頑張って下さい ファイト！！ (2020年11月27日 23時) (レス) id: feaa44eb2b (このIDを非表示/違反報告)
うめパンダ(プロフ) - ナナ☆さん» ありがとうございます(*´ー｀*)完結にはまだまだ時間がかかりますが、最後まで彼等の進む道を見守ってください！ (2020年11月2日 23時) (レス) id: a1376d4518 (このIDを非表示/違反報告)
うめパンダ(プロフ) - モコスケさん» 返事が遅くなってしまい申し訳ありません！面白いなんて…とても嬉しいです(///ω///)♪これからも応援よろしくお願いしますm(__)m (2020年11月2日 23時) (レス) id: a1376d4518 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うめパンダ | 作成日時：2020年8月19日 11時
