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結局、私は潤に甘えて一晩泊まることになった
…まぁ、次の日は通夜だけど朝早くから忙しいってわけじゃないし、
何より実家から遠くにあるってほどじゃないもんね？
潤「ふふ、Aねぇとこうやって並んで料理するの久しぶり」
ニコニコしながら手早く包丁を動かす潤
…の隣で対称的に危なっかしい手つきで皮を剥く私
現在、私達が作っているのはカレーだ
…というのも潤のリクエストだから
ここ最近は、家にいるタイミングが一緒の時はこうやって皆の料理を作ってた
最初は、不器用だし潤の足を引っ張るからと断ってたんだけど…
「俺は、Aねぇと作りたいの！」という彼のラブコール？に負けて今に至るってわけ
でも、結果的によかったかも
彼が一緒にやりながらも料理も教えてくれるので、
自然と出来る料理のレパートリーが増えている気がする
多分、料理教室に通うよりも金銭的に得してる
智「はい、それではいただきます」
智以外「いただきます」
大野さんの言葉を合図に黙々とそれぞれのスプーンを進める
智「そういえばさ」
翔「どうしたの？急に」
智「Aちゃんの御両親の葬儀っていつ？」
A「へ？」
雅紀「そうそう！俺達のところに日時と場所が伝わってないしね」
潤「確かに。俺、Aねぇと同じバイト先で働いていますって挨拶してなかったもん」
翔「俺達も、このシェアハウスに来てから一度も会ったことないから、礼儀として挨拶したい」
…彼等からの言葉に何て答えたらいいか分からない
和也「まさかだけどさ、俺達5人呼ばないつもりだったとか言うんじゃねーだろうな」
今まで黙っていた二宮さんの言葉に
一斉に視線が私に集まる
和也「考えてみればおかしかったんだよ。
距離的にも、そこまでこことあんたの実家は遠くないはずなのに」
A「それは」
和也「仕事と学校休んでんだから、そこまで往復は大変じゃねーだろ」
雅紀「和、そんな言い方」
和也「皆も思ってたんだろ！こいつが俺達を除け者にしてんじゃないかって！」
潤「それは」
和也「じいちゃんの葬儀の時もそうだった！
あんたら家族は住人である俺達に詳細を告げず、俺達に最期の別れをさせてくれなかった」
翔「和…」
和也「なぁ、何とか言えよ！」
そう言うとテーブルを叩き立ち上がる彼
その瞳は怒りで溢れている
智「…そうなの？」
大野さんの声にネガティブな感情が私に向けられる
でも、ここで私は考えを曲げてはいけない
A「…そうだよ」
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ココ - 楽しく読ませていただいています。これからも頑張って下さい！大好きです (2020年12月14日 18時) (
レス) id: d99ce7578f (このIDを非表示/違反報告)
うめパンダ(プロフ) - もふもふさん» ありがとうございます(*´ω｀*)これからも応援よろしくお願いします(*^ー^)ノ♪ (2020年11月28日 10時) (レス) id: a1376d4518 (このIDを非表示/違反報告)
もふもふ - うめパンダさん» いつも楽しく読ませていただいてます。続きがとっても楽しみです！これからも頑張って下さい ファイト！！ (2020年11月27日 23時) (レス) id: feaa44eb2b (このIDを非表示/違反報告)
うめパンダ(プロフ) - ナナ☆さん» ありがとうございます(*´ー｀*)完結にはまだまだ時間がかかりますが、最後まで彼等の進む道を見守ってください！ (2020年11月2日 23時) (レス) id: a1376d4518 (このIDを非表示/違反報告)
うめパンダ(プロフ) - モコスケさん» 返事が遅くなってしまい申し訳ありません！面白いなんて…とても嬉しいです(///ω///)♪これからも応援よろしくお願いしますm(__)m (2020年11月2日 23時) (レス) id: a1376d4518 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うめパンダ | 作成日時：2020年8月19日 11時
