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潤「俺も、祭り行きたい」
話の結末が見えそうになるタイミングで
意外にも、さっきまでスマホをいじっていた潤も話にのってきた
潤「Aねぇが通う大学がある
町のお祭りに行きたい」
A「あぁ…」
そう言われ私は、ふと潤と話をした日を思い出す
確かにあの時、出店の準備がしてあった気が…
私はすぐにあの祭りについてスマホで調べる…
あ、
A「潤、その祭りなら今週の土日だからまだ終わってないよ！」
潤「本当？！」
A「本当本当。よかったね？」
潤「やった…じゃあAねぇ、一緒に行こう？」
…え？
潤「ダメ？」
A「ダメって…私とでいいの？」
潤「いいの！俺は、Aねぇと二人っきりで行きたいんだから」
…それって、端から見ればカップルに見られるんじゃと思ったが、
彼は、下心ではなく純粋に私と行きたいと思って言ってくれているのは目を見れば分かる
A「今週の土日は、どっちもシフト入っていないけど…潤は大丈夫なの？」
急なこととはいえ、彼だって既にバイトのシフトは出てるはず
そう思った私は彼に尋ねる
すると、彼は一瞬暗い顔に変わり、苦笑いで私に答えた
潤「それなら平気。もう行かなくてよくなったから」
A「…そっか」
表情と言葉で察したが、
他の4人から心配されるのを嫌がっていることを知っている私は、あえて軽く答えた
つまり、あの店クビになったってことなのかな…？
本人に直接は聞いたことなかったけど、もし本当なら私のせいだ
もっといい方法…考えたらもっとあったはずなのに
…私は、彼が進む道を邪魔しちゃったのかもしれない
ちらっと彼の方を見ると、彼もまた私を不安そうな目で見ている
ハッとした
そうだよ。今はそれは関係ない
彼が私に伝えたいことは
“私と夏祭りに行きたい”
それだけなのだ
A「…いいよ？一緒に行こう」
潤「やった！」
雅紀「え、潤ちゃんズルい！俺もAちゃんと行きたい！」
潤「マサは、来年行く約束してるじゃん！」
雅紀「いいじゃん！俺も行きたいの！」
私が行くことを了承した途端、なぜか兄弟？喧嘩をする2人
私はそれを見て、
「喧嘩するなら行かない」
そう口にしようとした
しかし
智「じゃあさ、おいらが3人の保護者としてついてく
…それなら文句ないでしょ？」
大野さんの有無を言わせない発言で、その喧嘩は収まった
…二人は大野さんが来ることに不満そうだったけどね
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うめパンダ(プロフ) - もちこさん» ありがとうございます！そう言っていただけるなんて嬉しいです。これからも応援よろしくお願いします(*´ー｀*) (2020年6月4日 23時) (
レス) id: a1376d4518 (このIDを非表示/違反報告)
もちこ - 皆が段々と惹かれていく感じが好きです！応援してます！！ (2020年6月4日 20時) (レス) id: e755f3dd42 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うめパンダ | 作成日時：2020年5月20日 11時
