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A「…ちなみにだけど、どこの夏祭りに行きたいの？」
雅紀「え、いいの？！」
了承されたと勘違いをし、目を輝かせる彼
バイトのシフトと照らし合わせるつもりで聞いたんだけど…
もしダメだったとしても、何か断りずらくなるな…
雅紀「あのね！Aちゃんの町の夏祭りに行きたいの！」
A「…私の？」
雅紀「うん！じいちゃんに前見せてもらったんだけどね？
Aちゃんの町の夏祭りって大きいお神輿が有名なんでしょ？
あれ、超かっこよかったからあれ観ながら美味しいもの食べたいなって！」
…確かに全国的にではないが、ここらへんではあの夏祭りは有名だ。
私も何度か家族と行ったことがあるが、毎年多くの人があの祭りに訪れるため、人混みが苦手な人にとっては地獄そのもの。
だからか、ここ最近私はアルバイトを言い訳にあの祭りには行けてない
あれ、でも待って
確か、あの祭りって…
A「まーちゃん、本当に申し訳ないんだけどさ…」
雅紀「ん？」
A「その祭り…7月下旬なんだよね」
今は8月
つまり、今年のその夏祭りは終わってしまったのだ
すると、それを知った瞬間
彼の口は徐々に歪み、おまけに目まで潤み始めた
A「で、でもさ？この祭り毎年やっているから安心して？」
雅紀「でも…」
A「じゃあ来年！来年一緒に行こう？
その時はいつでも行けるよう休みの希望出しておくから…ね？」
雅紀「…本当に？」
A「うん！神に誓うよ」
雅紀「…破ったら、針千本飲ますからね」
A「う、うん…」
何か大変な約束をしてしまった気がする…
でも、こんなに行きたいって言ってるのならちゃんと叶えてあげたいな…
とりあえず、忘れないようどこかにメモしないと…
そう考えた私は新聞に挟まっている広告の中で片面だけ白紙となっている場所にデカデカと
『来年の神輿の日は、絶対にバイトを休む！』
と黒のマジックで書き、目立つ場所にセロハンテープで貼った
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うめパンダ(プロフ) - もちこさん» ありがとうございます！そう言っていただけるなんて嬉しいです。これからも応援よろしくお願いします(*´ー｀*) (2020年6月4日 23時) (
レス) id: a1376d4518 (このIDを非表示/違反報告)
もちこ - 皆が段々と惹かれていく感じが好きです！応援してます！！ (2020年6月4日 20時) (レス) id: e755f3dd42 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うめパンダ | 作成日時：2020年5月20日 11時
