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その後
私は無事に潤に謝罪することができた
櫻井さんと二宮さんは私のことを疑っていたみたいだけど…
潤の「早く誕生会やりたい！」という一言のおかげで、それ以上2人に追求されることはなかった
今日のメインである誕生会はとても盛り上がった
まーちゃんと二宮さんが作ってくれた料理は全部が美味しくて、その量は6人が食べきれない程だった
あと、なぜかまーちゃん発信で急遽始まった絵しりとりは
大野さん以外の私達5人の絵が全員個性的で…とてもじゃないけど笑いを我慢することができなかった
今日の主役である潤は何かあるごとにコロコロと面白いぐらいに表情を変えていた
そんな表情を見た私達は、自然と笑顔で彼を見守っていた
会が終わると、途中からビールを飲みだした人達は
次の日が仕事の人は自分の部屋に戻ったりリビングでそのまま寝てしまっていた
私は、次の日は午前中からバイトが入っていたし
もともとお酒に弱い体質だから、次の日の辛さも考えてオレンジジュースを飲んでいた
だから、会がお開きになった今
まともに動けてこの大量の洗い物を片付けられるのは私しかいない
そう思った私は、寝てしまっていた方を起こさないように慎重に食器を運んでいった
すると、キッチンには既に先客がいた
それは
A「あれ、潤…寝たんじゃなかったの？」
何分か前に自分の部屋に戻ったはずの彼だった
潤「ふふ、だってAねぇだけじゃこれを片付けるのは大変でしょ？」
そう言う潤の手には泡のついたスポンジとお皿
いつの間に洗い終わったのか、いくつかの食器が乾かすところに置いてある
A「今日は、潤が主役の日なんだからゆっくり休めばいいのに…明日はバイトだし」
潤「それは、Aねぇもでしょ？」
A「そうだけどさ…」
潤「俺、ここで洗ってるからあっちの食器を運んでもらってもいい？」
A「分かった」
そう言うと私は、手に持っていた食器をシンクの中に冷やし、何度か往復して食器を運んだ
運び終わった私は、潤が洗い終わったものを布巾で拭いて順番に食器棚に戻していく
すると洗い終わったのか水を止める音が聞こえてきて彼は話しかけてきた
潤「Aねぇ」
A「何？」
潤「ありがとう」
A「ふふ、私は何もやってないよ？」
潤「そんなことないよ。色々俺のために考えてくれたんでしょ？」
背中からでも聞こえてくる彼の弾んだ声
…そんな彼を数時間前の私は、醜い感情で傷つけてしまったんだ
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うめパンダ(プロフ) - もちこさん» ありがとうございます！そう言っていただけるなんて嬉しいです。これからも応援よろしくお願いします(*´ー｀*) (2020年6月4日 23時) (
レス) id: a1376d4518 (このIDを非表示/違反報告)
もちこ - 皆が段々と惹かれていく感じが好きです！応援してます！！ (2020年6月4日 20時) (レス) id: e755f3dd42 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うめパンダ | 作成日時：2020年5月20日 11時
