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縁側に着くとお互いに人一人分の間を空けて座った
智「で？」
A「で？」
智「行く前はあんなに楽しそうな表情だったのに、帰ってきたらあんたの表情を窺っていた…何があった？」
A「それは」
智「ん？」
言ってもいいのだろうか？
A「私が悪いんです」
智「ん？」
A「私が勝手に嫉妬してもやもやして…」
智「何？何か嫉妬するきっかけでもあった？」
その問いに私は今日起きた出来事を話した
ただし、潤と悟兄ちゃんの過去はぼかした状態で…
すると、大野さんは話を聞いている途中でにやにやし始め、
私が話終わるとなぜか声をあげて笑い始めた
A「あの、大野さん？」
智「いや、意外にあんたも嫉妬するんだなって」
あんたも？
智「気づいてなかった？実は翔くんも和も…おいらもあんたに嫉妬してんだよ？」
A「…え？」
智「おいら達でも雅ちゃんと潤に心開いてもらえるまで時間かかってたのに、短い期間で仲良くなってるんだもん」
A「た、たまたまだと…」
智「特に、翔くんと和は俺が一番知っているんだという思いが強いからね…独占力っていうのかな？」
独占力…
その単語を聞いて、自分のこのもやもやもそれかなと感じた
智「やっぱり、3人は似ているよ」
A「似てませんよ…」
智「そうかな？おいらには3人がまるでおもちゃを取り合うがきんちょに見えるけど」
A「が、がきんちょ？！」
そう言われてしまうと、何だか恥ずかしい
智「とりあえず、原因がそれなら誤魔化さずちゃんと潤に言った方がいいよ
多分、あいつAちゃんに嫌われたって勘違いしてるから」
A「ですよね…」
智「今までは、そういう感情は表に出さなかったんだけどな…」
A「…そうなんですか？」
智「ここ最近だよ。色んな感情をたくさん恥ずかしがらず表に出すようになったのは…
おいら達的には我慢しなくなったのは嬉しいんだけどね
その分、周りの人の感情に前よりも敏感になってる
だから、おいら達は皆の小さな変化もちゃんと受け入れないといけないんだよ
おいら達が受け入れることはあいつらの安心になり、前に進む強みになるんだ」
確かにそうかもしれない…
まーちゃんと潤くんが色んな表情を見せることに対して私が受け入れると
ほんの一瞬だけど、ほっとした表情に変化していた
A「私、潤に謝らないと」
智「ふふ、そうだね」
A「もし許してもらえなかったら…土下座します」
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うめパンダ(プロフ) - もちこさん» ありがとうございます！そう言っていただけるなんて嬉しいです。これからも応援よろしくお願いします(*´ー｀*) (2020年6月4日 23時) (
レス) id: a1376d4518 (このIDを非表示/違反報告)
もちこ - 皆が段々と惹かれていく感じが好きです！応援してます！！ (2020年6月4日 20時) (レス) id: e755f3dd42 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うめパンダ | 作成日時：2020年5月20日 11時
