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潤「Aねぇ、どこ行くどこ行く？！」
皆に行ってきますと挨拶してから最寄り駅までの道中、
よっぽど私と二人きりで歩けるのが嬉しかったのか
まるで、遠足前の子どものようにさっきからテンションが上がりっぱなしだ
だからか、私が何度「潤が行きたいところでいいよ？」と言っても
それを聞いていないのか、ずっと「どこ行く？」というやりとりの繰り返しだ
A「じゃあさ、潤が今一番行きたいところってどこ？」
潤「俺が？」
A「ふふ、そう。潤が」
そう尋ねると彼は急に静かになり考え始めた
…駅に着くまでに決まるかな？
ちょっとだけ不安になった私。
でも、それはいらない心配だったようで
体感的には1分も経たずに彼から返事があった
潤「ある、あるよ！俺が行きたいところ！」
A「どこ？」
潤「Aねぇのバイト先！」
…一瞬思考が停止した
え、私のバイト先？
潤「よくよく考えてみれば、Aねぇは俺のバイト先に行ってるのに
俺は行ったことないなと思ったから」
A「ほ、他の皆も知らないと思うよ？」
約１名、私をストーキングして勝手にバイト先を知った年長者を除いては…だけど
だけど、それを言わずに告げたらなぜか目をキラキラさせる彼
潤「本当に？！じゃあ俺、一番じゃん！」
いや、競うほどじゃないんだけど
そう突っ込みたかったが、自分が最初だと思い込んだ潤は頭の中が私のバイト先へ行くことでいっぱい
突っ込む隙も与えず、彼は「早く行こう！」と私を急かし、
腕を引っ張って駅へ急いだ
そんなに急がなくても、私のバイト先は逃げないんだけどな…
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うめパンダ(プロフ) - もちこさん» ありがとうございます！そう言っていただけるなんて嬉しいです。これからも応援よろしくお願いします(*´ー｀*) (2020年6月4日 23時) (
レス) id: a1376d4518 (このIDを非表示/違反報告)
もちこ - 皆が段々と惹かれていく感じが好きです！応援してます！！ (2020年6月4日 20時) (レス) id: e755f3dd42 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うめパンダ | 作成日時：2020年5月20日 11時
