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次の日から私と二宮さんを中心として
潤の誕生会の準備を着々と行った
といっても、あくまで彼へのサプライズとして計画しているから、
彼がバイトヘ行っている時や寝ている時のような限られた時間に行わないといけない
なのに、何かを察しているのか
後半はトイレに行くという口実で寝ている彼から離れようとしても寝ているとは思えない力で離そうとしなくて…
挙げ句の果てに「行かないで…」という彼の寝言を聞いちゃったから
言い出しっぺのくせに、後半の準備はほぼ他の4人にお任せしてしまった
そして、誕生会前日
二宮さんから翌日の流れを聞いたんだけど…
A「え、私彼と一日一緒にいるだけでいいんですか？！」
和也「だから、そう言ってんだろ」
A「いや、でも…」
そう。
私の明日の役は潤を一日家から連れ出して一緒にいるという結構重要な役割を言い渡されたのだ
だけど、4人の方が私より長く一緒にいるわけだから自然に連れ出せそうだし…
何より、私は結構顔に出るタイプだからどう考えても私は準備係の方があっている気が…
と正直に彼に伝えると
和也「は？お前バカ？」
となぜか毒舌で返された
和也「俺だって、本当はお前と潤くんが一緒にいるなんて…想像するだけで吐き気がするわ」
A「そ、そんなに言わなくても！」
和也「でも、まーくんと智があの夏祭りの日
俺達のせいで2人きりで歩けなかったからって…
その罪滅ぼしをしたいんだとよ」
罪滅ぼしって…
和也「それに、お前のくそマズイ料理を潤くんに食わせたくないし」
A「く、くそ？！」
和也「飾り付けだって智の方が絶対センスあるし、
翔さんの方がこの誕生会の進行役に適してる…違うか？」
そう言われてしまうと否定ができない自分が悔しい
和也「だから、明日絶対潤くんを幸せにしろよ？
しねえと承知しねえからな！」
私に人差し指を指してそう言い捨てると、
さっさと部屋を出ていってしまった
A「変なプレッシャーかけないでよ…」
思わぬストレスで吐き気が…
でも、そう言ってはいられない
どんな理由があるにせよ、4人は私に大事な役割を与えてくれた
…だったら私は、彼にとって一年に一度の大切な日が一生の宝物になるよう
私なりのやり方でもてなすだけだ
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うめパンダ(プロフ) - もちこさん» ありがとうございます！そう言っていただけるなんて嬉しいです。これからも応援よろしくお願いします(*´ー｀*) (2020年6月4日 23時) (
レス) id: a1376d4518 (このIDを非表示/違反報告)
もちこ - 皆が段々と惹かれていく感じが好きです！応援してます！！ (2020年6月4日 20時) (レス) id: e755f3dd42 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うめパンダ | 作成日時：2020年5月20日 11時
