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調べものがある程度進んだ頃
ふと時間が気になった
スマホで時間を確認すると…1時
え、1時？！
そういえば、何度かお腹の音がなっていたような気がするけど…
これが終わってから…これが終わってからと後回しにしていたからいつの間にか時間が過ぎていたんだ…
A「いい加減、お昼食べにいかないと…」
っていってもどうしようか…
お昼食べてからもやるんだったら学食でもいいんだけど
生憎、夏休み中だから通常よりバスの本数が少ない
ちょうど30分後に出るバスがあるけど、それを逃したら次のバスは…6時半だ
さすがに、そこまで集中力が続くとは思えないし、駅前にリーズナブルに食べられるところあるから
今日はここまでにしよう
そう考えた私は、机の上にあった筆記用具をペンケースにしまい、
何回も往復する大変さを考えて、さっきまで使用していた本を貸し出しカウンターに持っていた
A「暑い…」
図書館の入り口のドアを開けると
ジメジメとした空気が生暖かい風になって私の顔にあたる
幸いにも、バス乗り場の周辺は日陰になっているはずだから、
私は歩きたくない足を無理矢理動かし、バス乗り場まで足を進めた
着いてみると、まだ誰も並んでいる様子がなかった
不安になり、念のため一応時間を確認しても時間は間違っていなかった
A「もしかして…初めての貸切？！」
今までだってこのバスを何度も使用しているけど、こんなことは初めてだ
私は何だかわくわくした気持ちになり、乗ったら絶対あの席に乗ろうとシミュレーションをしていた
「あ、佐藤さん」
すると、後ろから私の名前を呼ぶ聞き覚えのある声が聞こえた
振り返ると…
「今の時期に大学に来るなんて珍しいですね？」
普段お世話になっており、卒業論文の担当教授である三原先生が片手に鞄を持ち私に声をかけてきた
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作者名：うめパンダ | 作成日時：2019年11月5日 23時
