私、大家になります！～ARS～ (ページ20)

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遊園地ページ20

遊園地……っていってもそんな大規模なものではない
ジェットコースターは某夢の国や某日本一高い山の近くにある遊園地のようなスリル満点のようなものではなく、
年長さんが乗れるくらいの平和なもの(絶叫系が苦手な私にとっては…)一つと
メリーゴーランド、空中ブランコ？等

一言で言えば小学校にあがる前のお子さんがいる家族向けの場所だ

だから、もし他のテーマパークで遊んだ経験がある人は
どうしても物足りなさを感じてしまう

和也「俺、これパス。」
潤「俺も。ここで遊ぶくらいなら千葉行くし」
翔「俺も流石にこれは…。周りの目もあるし」

予想通りといえば予想通りの反応が返ってくる
動物園が行けたのならここもー…っていう淡い期待はあったんだけど、
やっぱり難しかったか…

今から別の場所に移動する？
っていってもバスの本数がそんなにあるわけじゃないから
電車の時間も考えたら…
もし違う場所に行くとすると、また後日に予定を組まないと

はぁ…とため息を吐き頭を抱えていると
視界の端で違う反応をしているメンバーがいた

もしかして…

私はある可能性を感じてちょっと無理矢理？
そのメンバーの手を引き、チケット売り場に向かった

A「相葉さん！一緒にジェットコースター乗りません？」
雅紀「え、いや俺は別に…」
A「乗りましょうよ！あ、大人2枚で！」
雅紀「ちょっと！俺の話を聞いてよ！」

相葉さんの抗議の声が聞こえるが一切無視して
ジェットコースター乗り場まで向かった…

A「うぅ…」
雅紀「ちょっと…大丈夫？」

完璧に自分が絶叫系が苦手なだけでなく
酔いやすい体質なの忘れてた…

勝手に自分で引っ張っていったくせに…

和也「ちょっとあんた！勝手にまーくんを振り回すなよ！」

私達2人を見つけると、二宮さんは私の背中にあった相葉さんの手を離し
私から相葉さんを遠ざけて威嚇した

一瞬、犬みたいだなーと思ったけどそれを口にしたら本気でキレられそうだから必死にその考えを振り払う

智「和」
和也「何？！」
智「そこまで言うことはないんじゃない？」
和也「はぁ？！だってこいつが」
智「別に乗らないのは和の自由だけどさ、楽しんで乗っている人達に言うことはないんじゃない？」

そう言うと二宮さんは小さく舌打ちをして、相葉さんを軽く私に近づけた

ちょっと待って…話が全然見えないんだけど

ちらっと大野さんを見るが
にこにこ顔で“頑張れ”と口パクで応援するのみ

…いや何に？