私、大家になります！～ARS～ (ページ19)

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久しぶりに訪れた場所は、色々なところで変化をしていた
＃を使う若い子に人気の某SNSの名前が書かれたボードがいくつかの檻の前に置かれていたり…
私が小さい頃にいたっけ？という動物がいたりね？

でも、その中でも変わってない部分はあった
記憶の中に残っていたゾウやキリンは変わらずいたし、
ビビりながら乗ったポニーだって、10年以上経った今でも小さい子を楽しませている

もうそういう部分を見ちゃったら、私が童心に帰るのもそう時間がかからなかった

A「わ～キリンだ！え、食べたい？ちょっと待っててね…はい！
うわあ、舌長っ！」

一人できゃっきゃっと騒ぐ私
どうせ引かれているだろうな…っと5人の様子を見ると

智「ふふ、お客さん前にいるのに堂々と寝てるよ」
翔「え、ちょっと待って！渡すからそんなに来ないで！」
雅紀「あひゃ、俺持ってるからこっち来てよ～」
和也「はい、これ全部食べろよ」
潤「ちょ、俺あげるから取り合いすんなよ！」

大野さんは肉球を檻に押し当ててクークー寝てるライオン見て笑っているし、
櫻井さんは餌に群がってくるヤギの集団にビビって叫んでるし、
相葉さんは反対に「こっち来てー」と言いながらパンパン手を叩いてるし、
二宮さんは多くのお客さんが餌をやりやすい場所とは反対のところにいるキリン達に自分が持ってる全ての餌を渡しているし、
松本さんは、自分が餌をやったことでウサギ同士が取り合っているのを見てアワアワしているし…

……ふふ、何だかんだ言って皆楽しんでいるじゃん

自分が持ってる餌をやり終えた後、
自由行動する前に待ち合わせ場所として指定していたキリンがいるところの前には
既に私以外の5人が揃っていた

潤「あんたが遅れてどうすんだよ」
A「すみません、楽しくてつい餌をまた買ってやってたら…」
和也「案内人が俺らより楽しんでいるとか前代未聞なんだけど」

ちょっとイラッとはしたが、
さっきのかわいい様子を目撃しているのでグッと堪える

翔「大家さん、次のルートは？」
A「あ、はい！次は…」

そう言いながら私は、真っ直ぐにある場所に向かう
後ろからは私を見失わないようにと慌てた5人の足音が聞こえる

A「ここ…です」
「「「「「ここ…？？？？？」」」」」

私の言葉に今5人の頭の中には動物園と聞いた以上にハテナが広がっていると思う

それはそうだろう
なぜなら、私が次に案内したのは…

動物園に隣接している遊園地なのだから…