ARS課の事件簿5 (ページ39)

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225 電話翔side ページ39

俺は朝食を食べ終わった後、

いつも通り、
使った食器を落とさないように、丁寧に洗っていた

その時、今日もまた同じ1日を繰り返すだろうと思っていた

……この時までは。

食器を全て洗い終えた後、タイミング良く軽快な音が鳴り響く

翔「電話……？」

音的に俺のスマホから鳴っているのは明らかだったので、
切れないように急いで相手を確認すると……

翔「……ニノ？」

そこには、“二宮和也”という文字が……

不思議に思いながら電話に出ると、なぜか聞こえてくるすすり泣く声

……ありゃ、これはまた相葉くんと喧嘩したのか？
懲りないねぇ、ふたりとも

じゃあ、また兄ちゃんがちゃんと話を聞いて解決してやらないとな

翔「にーの？どうした？」

和也『しょー……さん？』

翔「どうした？何かあったのか？」

俺が聞いても、ニノはただ泣いているばかりで答える余裕もないらしい

う～ん……どうしよう

……とりあえず、一つずつ聞いてみますか

翔「聴き込みうまくいかなかったのか？」

和也『い……い…え』

翔「じゃあ……また、相葉くんと喧嘩しちゃった？」

和也『……ﾋｸｯ』

……図星か

翔「しょうがねーな……また、俺が仲n『そうじゃないんです……っ！』……そうじゃない？」

どういうことだ……？

和也『……たんです』

翔「ん？」

和也『相葉さんが……………

いなくなったんです……っ』

……は？