【暗殺教室】渚君は猫耳少女に恋をした。 (ページ37)

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鈴「茅野さぁん。あなたにちょっと用があるから～ちょっと来てぇ～？」

茅「……」

逃げようにも、手首をがっつり掴まれているから、逃げられない…。

鈴村さんは、私の手首を掴んだまま、理科室の奥に進んでいく。

(何かする気なのかな…一応Aちゃんからもらった録音器つけておこう)

制服のポケットに入った、録音器を鈴村さんがこちらに気がつかないようにこっそりとつけた。

鈴「ねぇねぇ！これ見て！」

そういって、机に置かれていた小さな透明の瓶を私に見せる。

中には、何か液体が入っている。

鈴「これつけると、肌がツルツルになるんだぁ。はい！一本あげる！」

鈴村さんは、私の掴まれている手の方に無理矢理持たせた。

鈴「試しに、私がつけてみるね～だって、効果が分からないと、茅野さんも欲しくないもんね～？」

鈴村さんは、妙にニヤニヤして言った。

私の手首から手を離し、鈴村さんが自分で持っていた小さな瓶の中身を頭から自分に振りかけた。

茅「鈴村さん、そういう用途なn…」

鈴「きゃぁぁ！」

やっぱり…！録音して正解だった！

小さくガッツポーズをする。

クラスのみんなが理科室に走ってきた。

鈴「茅野さん…酷い！いくら、Aちゃんを大事に思ってるからって、私に硝酸をかけなくてもいいじゃない…！」

全「？！」

みんなが驚いた顔でこっちを見て、何かを言おうとした。

それを遮って

茅「鈴村さん…最低だね。そうやって、Aちゃんのこと、陥れたんだ」

と、冷たい声で言う。

貴「カエデちゃん…録音した？」

茅「Aちゃん！したよー！」

すると、殺せんせーがクラスのみんなから遅れてきた。

茅「ちょうど、殺せんせーもきたじゃん。」

貴「…カエデちゃん。再生して」

茅「うん」

私は、録音したものを再生して見せた。