【暗殺教室】渚君は猫耳少女に恋をした。 (ページ17)

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渚side

覚えてない…か…。

でも、あの特徴的なアザは絶対にあの少女だ。

あんな形のアザはなかなか出来ないだろう。

渚「そっか…でも…君は…」

貴「…？」

渚「やっぱり何でもない。ていうか、時間やばい！Aさんっ！早く準備しなきゃ」

貴「…あ。やば。準備してくるから、待ってて。」

渚「うん」

貴「お待たせ。早く行こう。走らないと間に合わない。」

渚「そうだね」

タッタッタッ……

無言で走っていると、

貴「渚君」

渚「ん？」

貴「さっきいい忘れてたんだけど」

渚「うん」

貴「キャッツは身体強化ができるの。でも、やりすぎると暴走するんだ。もし、私が暴走したら、私の首の後ろを触って。」

渚「あ、うん」

首の後ろ…暴走した状態でそこまで近づけるのだろうか？

そんな疑問を抱きながら僕は学校へ走った。

僕が学校に着く頃には、息を切らしていたのに、Aさんはまるで歩いてきた、といわんばかりにE組のドアをさっと開けたのだった。