【暗殺教室】渚君は猫耳少女に恋をした。 (ページ14)

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貴方side

この人なら、私のこと話してもいいかもしれない。

こんなに簡単に秘密がばれたのだ。別に話してもいいか。

そう思った。だから、

貴「私の秘密…教えるね」

渚「え、うん」

私は、猫。あの、幻のキャッツっていう、猫なの。普段は人間のふりをしてるけど、寝起きとか気が抜けてると本来の姿になるんだ。

私はそう言った。手短に。

渚「……そうなんだ。」

意外と驚かれなかったようだ。

渚「…こんなこと、聞いていいのか分かんないけど、夢でうなされてたのって、何か過去にあったの？」

貴「…うん。」

5さいのころ、今日夢に見た話しをした。親が暴力団に惨殺されたことを。

貴「…私は長い間この夢に苦しめられてる。…母さんと父さんに会いたいっていう思いからだと思う…」

渚「……」

貴「あ、ごめんね。湿っぽい話、朝からしちゃって。」

と言って、私は涙を手で拭いた。

すると、渚君が何かに気付いた、という顔をした。