【暗殺教室】渚君は猫耳少女に恋をした。 (ページ13)

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渚side

今日は少し早めに起きて準備をした。
隣の家のAさんを起こすためだ。
ベランダは、Aさんの家とほとんどくっついた。

渚(窓…開いてるかな？)

と思い、冗談半分で、窓に手をかけ、開ける。

開いた。開けっぱなしになっていた。

渚「……？！」

驚いた。頭に、猫耳が生えていた。それに、Aさんは、泣きながら、寝ていた。

貴「母さん…っ…父さん…っ逝かないでよ……、やだよぉっ」

小さな声でそう聞こえた。しかも、すごく、苦しそうだ。早く起こしてあげよう

渚「Aさん。起きて。Aさん。」

そう、声をかける。

すると、Aさんはゆっくり起き上がった。

渚「Aさん、大丈夫？なんだか、うなされてたみたいだけど…」

貴「………え」

渚「？」

貴「…本当に起こしてくれたんだ。ありがとう」

渚「あ、うん。あ、あのさ、Aさん…その耳…」

貴「あ…ばれた」

Aさんは小さな声でそう言った。