恋愛アレルギー (ページ9)

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「治したら私の事見てくれるんじゃないかって…

我ながら必死過ぎますけど、でもよかった」

「これで私の事ちょっとでも見てくれたってことでいいんですよね？それならもっと早く参加してればよかったかも」

もっと早く？

そんな前から治験はあったのかよ

でも、なんで

「なんで俺の為にそこまで…」

「なんでって」

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「好きだから」

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「今度こそダメだったらちゃんと諦めようと思ってました。けどなるせさんが私の事結構好きなんじゃないかって思ったら正直期待してます」

Aの真っすぐ過ぎる視線に自然とぶつかる

俺は、いつの間に体のマークでしか気持ちを判断
出来なくなってたんだ

Aはこんなにもまっすぐ気持ちを伝えてくれてたのに…

「なるせさん、絶対後悔させませんから。今度こそ私にしてみません？」

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もう

認めるしかない

こんなにも好意を向けられて嫌なわけがない

また裏切られたらって思うと怖い。

でも…

もう一度信じてみたくなる

ｷﾞｭｯ

さほど、俺と差のない身長

Aの肩に顔を埋める

「はぁ…負けた…」

｢あ！なるせさん！雨上がってるみたいです！良かったですね！｣

｢あ、でもなるせさん、終電ないですよね…あ！私の家近いんで来ます？？あぁ、でも今超汚いんですよ…｢A｣

はい？｣

｢今度デートしよっか｣

｢えぇ！？｣

fin.

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