指名 １５８ ページ9
A「ちっ、チビとは何だね、チビとは…！！
正論を言うんじゃない…！！(涙)」
涙目になりながら言い逃げしようとしたが、剣城君から逃げられると思ったあたしがバカだった。
『ｶﾞｼｯ』
剣城「俺が逃がすと思ったか…？」
A「ちら…っと、思いました…。;;」
正直に白状すると、掴まれた腕を引かれ、あたしは剣城君に後ろ向きでダイブしてしまった。
A「すいませんでした！！(涙)」
剣城「許す訳ねえだろ…。」
荒々しい言葉とは裏腹に、優しく囁く剣城君の声に、体に電流が走ったように硬直した。
何が起こったか、全く分からない。
唯一分かるとすれば、弱点を探されてる時に2回感じたあの感覚とほぼ同じだった。
A「ちょっ、マジ…えっ？！;;」
剣城「お前の弱点、耳と鎖骨だったろ。
声だけで感じてんじゃねえよ…。」
A「すいません、ホント離れてください…っ」
離れるどころか、耳に息吹き掛けたりして、あたしにまわしてる腕に力を込める剣城君。
そして、嫌でも何らかの感情が高められていくあたし。
いろんな事が一気に起こり過ぎて頭が混乱している中で、あたしの思考と抵抗は一瞬にして停止した。
それは、ホントに一瞬。
息吹き掛け攻撃と囁き攻撃が止まって、少しでも油断したあたしが居た事は確かで、それが失態だった事も知った。
A「＿＿＿＿＿＿…！！」
・
耳に感じる、湿った柔らかい感触…。
そして、直に聞こえる少しねっとりとした水音…。
・
・
・
それが“舐められてる”って事に気が付いたのは、
完全に凍り付いて10秒程後の事だった＿＿＿＿＿＿＿＿。
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ふるる。(プロフ) - 面白かったです！更新出来たらしてほしいです！お願いします！ (2020年4月20日 10時) (
レス) id: 28f80b2ad3 (このIDを非表示/違反報告)
霧野わさび - 更新待ってます！ (2017年1月3日 14時) (レス) id: 8c848b2583 (このIDを非表示/違反報告)
ピーチワイン( ・◇・)(プロフ) - 初めまして！突然すみませんっ！ふらふらさ迷っていたらこの小説を見つけました。パート1から見ていたんですけど、気付いたらもう時間が… それくらい面白かったです！これからも頑張って下さい！応援してますっ！！ (2016年8月29日 20時) (レス) id: 50877805a8 (このIDを非表示/違反報告)
イナイレ愛し隊 隊長 虎猫 - これずっと読ませて頂いていたら、いつの間にか一日の半分過ぎてますた。← 更新待ってまーす*´∀`*受験勉強も頑張って下さい、俺は応援してますよ！！`´ (2015年8月11日 11時) (レス) id: c727e361f1 (このIDを非表示/違反報告)
まな - すっごく面白いです！ 更新頑張って下さい！ 応援してます！ (2015年6月21日 12時) (レス) id: 31c7f46872 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：新菜 沙命
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/niinasayoli/
作成日時：2013年8月22日 9時
