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Kento side
｢えーーっと、すいません！ 勝利さんまだなんですが、撮影始めるみたいです｣
最近ついてくれたマネージャーの長谷川くんが4人の楽屋に声をかける。
｢どういうこと？｣
長谷川｢言われたのでよく分からないんですが…｣
｢誰に言われたの？｣
長谷川｢さっきのプロデューサーさんに…｣
プロデューサー？ テレビのプロデューサーが雑誌の仕事に口を出してくるはずがない。
俺達が頭の上に｢？｣を浮かべて黙っているとすぐに長谷川くんは今入ってきたばかりのドアにもう一度手をかける。
長谷川｢確認してくるので撮影していてください！ 行ってきます｣
風｢よろしくお願いします…｣
長谷川くんはこの仕事に就いたばかりなのに冷静で、本当に優しくていい人で俺ら全員頼りまくってしまっている。
｢じゃあ…とりあえず撮影行きますか｣
マ｢そうだね…｣
勝利のことは長谷川くんに任せて。
今の俺らは目の前の仕事をこなすしかない。
順調に撮影は進み、最後に全員でのカット。
｢あの…勝利は…？｣
スタッフ｢すいません…時間が無いので…とりあえず4人で取らせて頂きます…｣
本格的に心配だ。
何かあったんだろうか。
長谷川｢撮影中失礼しますっ！｣
突然長谷川くんが乱入してきた。
おいおい、撮影中だぞ。
長谷川くんらしくないな。
長谷川｢勝利さんが………っ｣
｢え、なに？｣
長谷川｢勝利さんが………っ病院に…運ばれたって………｣
それだけ言うと長谷川くんはその場で崩れるように膝をついた。
聡｢どういうことですか｣
長谷川くんが青い顔で口を開こうとしたが
俺と菊池は本能的に顔を見合わせる。
｢後で聞きます…！｣
何があったのかは分からないけれど、今聡とマリウスには聞かせたくなかった。
今の仕事をこなすしか俺たちにできることはないから。
スタッフ｢すいません、撮影再開します！｣
俺たちはすぐに位置に戻り撮影を再開した。
今の俺たちにできることは早く撮影を終わらせて勝利のところに向かうことだけ。
そう自分に言い聞かせても自然な笑顔を作ることが出来ない。
こんな時にもカメラの前で笑っていることしかできない。そんな自分が嫌だった。
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あふい - 更新待ってます。 (2021年10月10日 21時) (
レス) id: 3848730b13 (このIDを非表示/違反報告)
えびふりやあ - ハッピースクールさん» 感想ありがとうございます！！5人の絆が大好きなのでそう言ってもらえてとても嬉しいです。これからもよろしくお願いします^ ^ (2020年5月27日 23時) (レス) id: cb285c3042 (このIDを非表示/違反報告)
ハッピースクール(プロフ) - いつもこの作品を楽しく読んでいます。5人の絆が凄く感じられて、えびふりやあさんの文才凄いなぁと思っています。これからも、えびふりやあさんのペースで更新頑張ってください。応援しています。 (2020年5月27日 8時) (レス) id: 831e3c9db9 (このIDを非表示/違反報告)
えびふりやあ - くるみさんじゃないですか！！！素敵な感想ありがとうございます。すごく嬉しいです^^私も陰ながらくるみさんの作品拝見しております！これからもお互い楽しんで書きましょ♪ (2020年5月11日 20時) (レス) id: cb285c3042 (このIDを非表示/違反報告)
くるみ(プロフ) - 初めまして。いつもえびふりやあさんの作品，楽しく拝読させて頂いております(*^^*)とても優しい言葉遣いと，彼ら5人の良さが伝わってくるこの作品はとても素敵です！小説を書くということは物凄く大変なことですが，陰ながら応援させて頂きます(^^) (2020年5月11日 10時) (レス) id: 5c0fc337d9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：えびふりやあ | 作成日時：2019年8月25日 15時
