四十三葉 ページ43
時間が経ち今日は待ちに待っていないマラソン大会の日だ
こういう嫌な行事の日に限ってめちゃめちゃ体調が良くなるのは何故だろう
めちゃくちゃ天候が良くなるのは何故だろう
何故だと思う?
私も知らない
そんな会話を頭の中で繰り広げていると女子のスタートする時間がきたらしい
女子全員がスタートラインに立ち、運動部の人達はやる気満々という感じで意気込んでいる
…どこにそんなやる気が潜んでいるのだ
今から走るのに他人事の様に自分の世界に浸っている私
自分の世界から帰ってきたその瞬間
パーンッ!…とピストルの音が辺りに響いた
その音に反応して我先にと駆け込む女子一同
そんな最初の先頭争いに興味がない私は後ろの方でだらだら走る
最初の方の道で研磨を見つけたが
あのトサカ頭が近くにいたので声をかけずに走り去る
このまま走ると順位は半分以下だろう
半分より上に残っていないと顧問に怒られるから少しだけスピードを上げる
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数十分が経った頃、後ろの方からえげつない足音が聞こえた
パッと振り向くと男子達が物凄い勢いで走っていた
貴「(いやいや、こんなところでそのペースじゃ最後の方死ぬんじゃないの⁉)」
驚いている私を抜き去り、男子の先頭軍団は小さくなっていく
その後も男子達に抜かれていきながらも折り返し地点に到着
手の甲に折り返した印としてマジックで線を書いてもらう
折り返し地点を過ぎ、走っていくと向かい側から男子の軍団が見えた
先に走っていった先頭軍団とは違う軍団でだらだら喋りながら走っているのが印象的だった
ほとんどの人が先輩だったので視線を合わせないように下を向きながら走っていた
すると…
男「うわっ!?」
男の声が聞こえたと思った瞬間
私の体は何故か吹っ飛ばされていた
訳も分からないままコンクリートの上で転ぶ私
そんな私を気遣うこともないまま男子達の軍団は過ぎていった
もちろん私にぶつかった男も謝ることもせずに軍団に追いつこうと走っていった
貴「(はぁ?普通ぶつかってきたんなら謝れよ‼(怒))」
先輩だから声に出して言うことはできなかったが心の中は激しい怒りでいっぱいだった
膝小僧から血を流し脛の方もコンクリートの上にあった石で切ったのか切り傷と擦り傷が目立っていた
手も地面についた瞬間に擦り傷を負い、ジンジン、ヒリヒリして痛い
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らぃち(プロフ) - 名無しさん» 返信が遅れてしまって申し訳ございません。ヒロインの名前の変更機能の方なんですが、変更できるように設定し直しますね。直すのに少し時間がかかりますのでご了承ください。これからもこの小説をよろしくお願いします(^_^) (2018年1月25日 10時) (レス) id: cb03efac38 (このIDを非表示/違反報告)
名無し - らぃちさん» すみません。私事なのですが、ヒロインちゃんと名前が被っていて読みづらいので、変更 または 変更機能を付けて頂けると嬉しいです。ご検討お願いします (2017年6月4日 9時) (レス) id: 62453a899d (このIDを非表示/違反報告)
らぃち(プロフ) - きっか@みにゃさん» ホントですか!初めて消滅都市仲間に出会いました(笑)私はランク160くらいの軽いガチ勢です(笑)更新頑張りますのでこれからもよろしくお願いします。 (2017年2月7日 23時) (レス) id: e521cdbe10 (このIDを非表示/違反報告)
きっか@みにゃ(プロフ) - 私も消滅都市やってますwrankは40越えですwちょう微妙ですがポチポチしてますw面白いです!消滅都市もこの作品も←更新頑張ってください! (2016年12月31日 0時) (レス) id: 9c14c30c14 (このIDを非表示/違反報告)
隼(プロフ) - 魄」さん» コメントありがとうございます。ついに主人公の元カレが登場しました!意外でしたか?(*‘ω‘ *) これからも更新できるように頑張りたいと思います。応援ありがとうございます。 (2016年9月23日 0時) (レス) id: e521cdbe10 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:らぃち | 作成日時:2015年3月7日 0時