四十二葉 ページ42
中学生になって早2か月が経った
研磨もクラスに同じ小学校から来た子がいないらしく私とつるむようになった
移動教室やお昼も一緒に食べるくらい仲良くなった私達
私も研磨もゲームをするのが好きだからもっぱら話の内容はゲームだけどね
今日も机を合わせて一緒にお昼を食べる
貴「あー…来月のマラソン大会面倒くさいな…」
不意に頭の中をよぎったのは来月に行われるマラソン大会
女子は3.5キロ、男子は4.5キロの距離を走る
孤爪「あー…そういえばそんな行事もあったね…(遠い目)」
あ、研磨の思考が停止した
思い出さない様に頭の片隅にでも置いていたのかもしれない
中学に入って研磨はバレー部に入ったが運動が好きではないらしい…
じゃあ何で入ったんだっていう話だよね←
あ、ちなみに私もバレー部に入ったよ←
研磨の無気力な瞳がさらに無気力になり死んだ人の様な目をしていた
こういう時の研磨は何を言っても反応しないからイチゴオレを飲みながら空を見る
入学式とは違い土砂降りの雨だった
貴「あー…テンション下がる…」
雨の日は気分が下がる
“雨”というだけで体が怠くなるのは何故なんだろう
そう思いながらイチゴオレをまた飲む
「研磨ー」
どれくらいの時間が経ったかは知らないが
廊下の方から研磨の名前を呼ぶ聞きなれない声が聞こえた
その声に研磨、…そして何故か私も反応してしまった
声の方に顔を向けるとそこには……ッ!
立派なトサカ頭の長身男がいた
え…、人間ってあんな風に髪の毛セットできるの?
やばくない?
何か人間の隠された能力的なのを見た気がした
そんな思いが顔に出ていたのか研磨に脇を突かれた
貴「うひょあッ!……ッ研磨、何すんのよ!ビックリして変な声出ちゃったじゃんか!」
私がキレているのも知らん顔でトサカ頭のところへ行く研磨
帰ってきたら覚えておけよ…!そんな思いを募らせながら視線をトサカ頭から外す
視線を外したからわからなかったが
トサカ頭の方はじっと私の方を見ていたらしい
−−−−−−−−−−−−
P.S 後から聞いた話によるとあのトサカ頭は一つ上の先輩だったらしい
貴「どうりで見たことない顔だと思った」
孤「え゛…同学年の人の顔、全員覚えてるの?」
貴「顔ぐらいならすぐに覚えられるくない?」
孤「えっ…」
貴「えっ?」
孤・貴「「……」」
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らぃち(プロフ) - 名無しさん» 返信が遅れてしまって申し訳ございません。ヒロインの名前の変更機能の方なんですが、変更できるように設定し直しますね。直すのに少し時間がかかりますのでご了承ください。これからもこの小説をよろしくお願いします(^_^) (2018年1月25日 10時) (
レス) id: cb03efac38 (このIDを非表示/違反報告)
名無し - らぃちさん» すみません。私事なのですが、ヒロインちゃんと名前が被っていて読みづらいので、変更 または 変更機能を付けて頂けると嬉しいです。ご検討お願いします (2017年6月4日 9時) (レス) id: 62453a899d (このIDを非表示/違反報告)
らぃち(プロフ) - きっか@みにゃさん» ホントですか!初めて消滅都市仲間に出会いました(笑)私はランク160くらいの軽いガチ勢です(笑)更新頑張りますのでこれからもよろしくお願いします。 (2017年2月7日 23時) (レス) id: e521cdbe10 (このIDを非表示/違反報告)
きっか@みにゃ(プロフ) - 私も消滅都市やってますｗrankは40越えですｗちょう微妙ですがポチポチしてますｗ面白いです！消滅都市もこの作品も←更新頑張ってください！ (2016年12月31日 0時) (レス) id: 9c14c30c14 (このIDを非表示/違反報告)
隼(プロフ) - 魄」さん» コメントありがとうございます。ついに主人公の元カレが登場しました！意外でしたか？(*‘ω‘ *) これからも更新できるように頑張りたいと思います。応援ありがとうございます。 (2016年9月23日 0時) (レス) id: e521cdbe10 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らぃち | 作成日時：2015年3月7日 0時
