十四葉 ページ14
パチッと目を開けると空はオレンジ色の夕焼けになっていた
こんな時間まで寝ていたのか…
起きようと体を動かすと何故かビクともしない
ちらっと横を見ると…賢が私に抱き付いて寝ていた
貴「可愛い…」
思わず言葉が漏れた
ってこんなこと考えてる場合じゃないし!
賢起こさないと私も帰れない
そーっと賢の腕の中から抜け出し声をかけた
貴「賢起きて、帰ろうよー」
しばらく身体を揺すっていると少しずつ目を開けていく
京谷「…んぁっ?……おはよ」
そして2.3回瞬きをしてようやくはっきりと意識が戻ったみたい
貴「うんおはよう」
京谷「…フード被ってないの久しぶりに見た」
確かに…最近はクセで賢の前でも外してなかったな
貴「今度からは賢の前では被らないようにするよ
…そろそろ帰る準備しないとクラブに間に合わないんじゃないの?」
京谷「あー…そうだな」
賢は私から手を放し、のそのそと帰る準備を始めた
あ、クラブっていうのは地域のバレーボールクラブのことで
賢は学校の部活に出ない代わりにそこで練習しているの
私もたまに顔を出して見学や差し入れを持って行ったりしている
京谷「今日は来ないのか…?」
帰る準備が終わった賢が歩き出しながら聞いてきた
そういえば最近行ってなかったな…
でも差し入れ何も作ってないし…
貴「今日は行かない。でも明日も練習あるでしょ?」
京谷「おう」
貴「んなら明日差し入れ作ってから行くね
レモンの蜂蜜漬けでいいでしょ?」
京谷「…それと俺専用になんか作って」
…まじか
貴「んじゃ、一応希望聞いといてあげる。何がいい?」
なるべく簡単なものにしてよ、そう言うと賢は考えて考えて…考えて
京谷「…………………………(悩)」
貴「長いわ(笑)もう何でもいいから言ってよ」
京谷「…ティラミス」
…これまた面倒くさいものをチョイスしたな、この野郎
貴「しょうがないな…材料あんまりないから今日スーパー寄ってこ」
京谷「…楽しみにしてる」
貴「うん。でもティラミスを学校に持ってくるわけにはいかないから
クラブには一回家にティラミスとレモンの蜂蜜漬け取りに帰ってから行くね」
保冷剤なんてそんなに何時間も続かないし
かと言って常温放置しとくと何が起こるかわからないし
京谷「わかった」
貴「ん。じゃあスーパーこっちだから。バイバイ」
手を振りながら分かれ道を私は左に、賢は右に曲がった
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らぃち(プロフ) - 名無しさん» 返信が遅れてしまって申し訳ございません。ヒロインの名前の変更機能の方なんですが、変更できるように設定し直しますね。直すのに少し時間がかかりますのでご了承ください。これからもこの小説をよろしくお願いします(^_^) (2018年1月25日 10時) (
レス) id: cb03efac38 (このIDを非表示/違反報告)
名無し - らぃちさん» すみません。私事なのですが、ヒロインちゃんと名前が被っていて読みづらいので、変更 または 変更機能を付けて頂けると嬉しいです。ご検討お願いします (2017年6月4日 9時) (レス) id: 62453a899d (このIDを非表示/違反報告)
らぃち(プロフ) - きっか@みにゃさん» ホントですか!初めて消滅都市仲間に出会いました(笑)私はランク160くらいの軽いガチ勢です(笑)更新頑張りますのでこれからもよろしくお願いします。 (2017年2月7日 23時) (レス) id: e521cdbe10 (このIDを非表示/違反報告)
きっか@みにゃ(プロフ) - 私も消滅都市やってますｗrankは40越えですｗちょう微妙ですがポチポチしてますｗ面白いです！消滅都市もこの作品も←更新頑張ってください！ (2016年12月31日 0時) (レス) id: 9c14c30c14 (このIDを非表示/違反報告)
隼(プロフ) - 魄」さん» コメントありがとうございます。ついに主人公の元カレが登場しました！意外でしたか？(*‘ω‘ *) これからも更新できるように頑張りたいと思います。応援ありがとうございます。 (2016年9月23日 0時) (レス) id: e521cdbe10 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らぃち | 作成日時：2015年3月7日 0時
