君に夢中さ (ページ18)

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今日はAちゃんと俺の家で飲む約束をしている。

あの日、おもしろい子だなあ、仲良くなってみたいなあなんて軽い気持ちで連絡先を交換した。
まあ普段から人見知りな俺が軽い気持ちで連絡先聞くのも珍しいんだけど。

メッセージアプリでやりとりをしているうちに、彼女にどんどん惹かれている自分に気づいた。

彼女は都内の大学に通っている大学3年生で、外国語を勉強しているらしい。
Travis Japanとして世界進出を目指している俺からすると彼女の話はすごく興味深くて。

それに、アパレルショップでアルバイトをしている彼女は古着が好きで、古着屋さん巡りが趣味だと言う。
好きなものも似ていて、アプリ上でだけで彼女と話すのはすごく楽しかった。

共通の話題もたくさんあるけど、自分のことを何よりアイドルとして扱わない女の子がすごく新鮮だった。

気づけば「Aちゃん」って呼ぶようになって。

でもそれだけじゃ足りなくて、また会いたいなって思うようになって。

お酒はそんなに弱くないという彼女に、やっぱ合コンとかそういう飲む機会が多いのかななんてちょっと考えてしまったりして。

彼氏でもないのにやばいかな。