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「あ。ごめんなさい。」
ソファにもたれて床に座っていた私は慌てて距離をとろうとしたけど、離れられなくて。
なぜならソファに座っていた松倉さんがソファから降りてきて私の腰に手を回していたから。
びっくりして固まっている私に、
「さっきよりも赤くなってるんだけど。それって、計算？」
そう言って真っ赤なほっぺたを松倉さんに指でなぞられて。
「俺だって、男なんだけど。Aちゃんには可愛いなんて思われたくない。」
「もっと俺にドキドキしてよ。」
私の思考は完全に停止していて何も考えられない。
そのまままるでスローモーションのように松倉さんがゆっくり近づいてきて。
拒もうと思えば簡単に拒めるはずなのに。
お互い気づいたら吸い寄せられるようにキスをしていた。
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作者名：ウマゴリラ | 作成日時：2021年1月7日 3時
