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「いや、ほんとにかっこいいなと思って…。」
思わずそうつぶやく私に、松倉さんが突然そっぽを向いた。
不思議に思って、松倉さんの顔を覗き込む私に。
「…反則。そんな真っ赤な顔でそういうこと言うの。」
そう言って赤かった顔をさらに耳まで真っ赤に染めている松倉さん。
意外と照れ屋なのかな？
余裕があって大人だなあと思っていた松倉さんの意外な一面に触れて嬉しくなる。
「ふふ。照れてるの？ やっぱ松倉さん、可愛い。」
思いがけない松倉さんにニヤニヤしながらわざとさらに顔を覗き込むと。
「そういうこと誰にでもゆってんの？」
急にこっちに振り向いた松倉さんの熱っぽい目に引き込まれる。
まさか振り向くと思ってなかったから覗き込んでいた松倉さんの顔は想像以上に近くて。
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作者名：ウマゴリラ | 作成日時：2021年1月7日 3時
