【wrwrd】行き先変更【男主】 (ページ12)

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外に隠れていた数人もチラホラと家に入り優先的に風呂に入れる。一番びちょびちょでドロドロなのが鬱だった。

ut「はぇ…ガバって滑ってもうた」

勿論1番に風呂に向かわせた、そんなガバはやめて欲しい。

昼食にもいい時間だったのでキッチンに入りトントンとチーノを呼ぶ。何度か色んな奴に手伝わせたがこの2人は意外と料理の筋がいい。

tn「何作るん？」

『んー、食材的にオムライスやな。そろそろ卵の期限切れそうやし』

ci「ふーん！俺の得意なやつ！」

ドヤ顔で胸を張るくらいにはチーノの手際はいい、初めてオムライスを手伝わせた時も卵を綺麗に包むなど本当にここに来て初めて料理したのかと疑ったこともあった。

そんなドヤってるチーノを無視しトントンは冷蔵庫を漁る。
トントンは食材のチョイスがすごくいい、食事バランスのことを少し教えるとそれに従って料理に合うバランスのいい食材をチョイスしてくれる、あとめっちゃ器用。

正直めちゃくちゃ楽なんじゃ～。

ひとらんらんやオスマンも手際がいい、あと俺に隠れてゾムも料理をするらしい。
逆に壊滅的なのはシャオロンだが、もうあいつだけは絶対キッチンには立たせん。

そんなこんなでぱぱっとオムライスを作っていく、卵を巻いてる最中も

ci「めっちゃ綺麗やない？俺プロかも…」

tn「どう見ても俺の方が綺麗やろ」

ホイホイと人数分のオムライスが出来上がり配膳していく。

風呂に向かっていた連中も丁度出てきていざ食べようという時に慌てたようにリビングの扉がバン！と開かれる。

rb「たたたたた、大変や！！」

sya「なんやそんな慌てて、ご飯冷めてまうやろ」

rb「そんなん言うてる場合か！おらへんな思って家中探し回ったんやがゾムが見当たらんのや…多分まだ帰っとらん」

それを聞いた皆が「嘘やろ！？」「確かに帰ってから見てへんな」と慌てだし不安の色が伺える。そんな中「探しに行かな？！」とコネシマが立ち上がったが流石にそれは引き止める。

『お前らはご飯食っとき、俺が探してくるから』

kn「でも人数が多い方がええやんか！」

『雨の日の森は霧も出やすい視界も悪い、見つけた時の伝達も遅なる。お前らにまで迷子になられてもたまったもんやない』

絶対連れて帰ってくるから、な？と声をかけると何とか渋々と言った感じで席に戻る

『戻ったらすぐ風呂に入れれるよう準備しといてくれ』

rb「お、おん。任しといて」

あのアホンダラどこで油売っとんのや。