2人の私の２つの恋

story 2 (byくっきぃ) ページ6

「あ…ひさし、ぶりだね…」

頭に目玉焼きを載せちゃったことに罪悪感を感じながらも，音々に話しかける。

「…熱いんですけど〜！主に頭が！ってか中学一緒だったのになぜに久しぶり？」

不安を丸出しにする親友。

「うん。目玉焼きの件は謝るよ…ごめん…だってクラス違ったじゃん！」

「まあハンカチ持ってるからいいですけど〜。でも…まあ確かにね？ってか莉彩，水浜高校どこか知らない？」

…すごいな…高校まで一緒って…確率何分の一だろ？

「えっ…音々も？」

「もって…莉彩も〜！？」

「うん…そうだけど…確率やばいよねって思ったんですけど。」

「これを腐れ縁というのか？」

「音々違う，腐れ縁は「離れようと思っても離れられない好ましくない関係」だぞ，好ましくないのか？」

「はは…… ってやばたん！時間じゃん！！遅刻だって！！」

親友との感動の再会をしていると，時間はとっくにHRが始まっている時間に。

ーーその日，二人は新学期初日にもかかわらず，呼び出しを喰らったとさ…

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