愛なんて知らない

第28話 ページ29

〜朝〜



「えぇぇぇぇぇぇ?!」



鈴「……ん」



朝一番に大声を耳にして目覚めた



目を開けるとチャックさんとアラドさん



チャック「すげぇ羨まし……


じゃなくて、何で仲良く寝てんのお二人さん?!」



鈴「変……れす、か?」



アラド「変って言うか……なぁ?


しかもスズネ


呂律が回ってねぇぞ……」



アラドさんはチャックさんに視線を向ける



チャック「俺に振らないでくださいよ!!


てか、ハヤテ


起きろー!!」



ハヤテはもぞもぞと動く



ハヤテ「……はよ


スズネおはよ」



ハヤテは起きて頭を撫でる



鈴「はよ……」



まだ眠たい……



ハヤテ「今日は寝起きわりぃなぁ


スズネ飯食うぞ、ちゃんと起きろー!!」



グリグリと頭をしてくる



鈴「いたっ……起きる!!


起きるから!!」



ハヤテ「よしよし」



満足そうに笑うハヤテ



アラド「仲いいなぁ二人は」



ハヤテ「まぁな


スズネ、着替えてから外出てこいよ


俺は向こうでやるから」



鈴「分かった」



私は服を選び、身だしなみを整えてから外に出る



鈴「お待たせしました」



チャックさん達も待っててくれたらしい



チャック「いいえ!」



私たちは下へ降りてご飯を食べて



私はハヤテと一緒に行動した









・









ミラージュさんとの飛行訓練以外を全てサボり



ウミネコとのおいかけっこをしていた



因みに、私はハヤテと同じ部屋でもオッケーと許可をもらった



ハヤテ「今日という今日は……ヘックシ!


逃がさねえ!


急げ、3人とも!!」


例のウミネコと争うこと数日



今日こそは捕まえる



ハックくんとザックくんと4人で追いかける



ハヤテ走りながらTシャツを脱ぎ捨て



水中呼吸器を取り付けて、海に飛び込んだボスに続く



私も同様に飛び込む



そのまま追いかけるけど



水の中のウミネコは陸よりもスピードが増す



チャックさんも参戦している



鈴(実は私もご飯取られたから


あのウミネコには恨みがある……)



けど今回もあのウミネコに逃げられた



ハヤテ「あのウミネコやろう……」



ハヤテは海から上がり砂浜に寝転びながらボスへの不満を呟く



チャック「もう少しだったのにな……」



ミラージュ「なにが


もう少しだったんですか?」



鈴「あ……」



すぐそばでは、腕を組み明らかに怒っている



ミラージュさんが仁王立ちしていた

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