愛なんて知らない 短編集&番外編

〜騎士団にお邪魔してみる〜（Niki様 リク）第1話 ページ37

鈴「私がウィンダミアに、ですか?」



私は今アラドさんとメッサーさんに呼ばれて作戦室の一室を使っていた



戦争は終結しており、ウィンダミアとはフレイアを中心として友好的な仲を築いていっている



とは言ってもやはり中々上手くいかないのが現実だった



そこでウィンダミアへの留学という形をとり、少しでも現状を打開しようという計画だ



アラド「まぁ向こうからは次回って事にして、今回はこっちからウィンダミアへ行く事にしたって訳だ」



鈴「それで行くメンバーが私とメッサーさん、フレイア、ハヤテの4人って事なんですね」



それにアラドさんが頷いた



アラド「ウィンダミアとは色々あったし、やられた事忘れて仲良く、なんて出来ないことは十分分かってる

だが、この計画が上手く行けばお上も態度を少しは軟化させるかも……とな」



鈴「もちろん、私で良ければ大丈夫です」



……ということで私たちのウィンダミア留学、フレイアは里帰りが決定した






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in ウィンダミア



ハインツ「ようこそ、ウィンダミアへ


歓迎します」



フレイア「ハ、ハインツ様?!」



フレイアはアワアワとしている



出迎えの為なのか、守るためなのか空中騎士団も全員いる



メッサー「この度の受け入れ、ありがとうございます」



ハインツ「構わない 楽に過ごしてくれ」



ハインツ様はそう言い微笑んだ



ヘルマン「さて このような所ではなんだ、こちらへ」



メッサー「ありがとうございます」



ヘルマンさんに連れられ、私達は広い部屋へ行く



フレイア「おぉ〜!スズネ、これふかふか〜!」



鈴「ほんとだ……ふかふか」



フレイアはソファをポンポン触る横で、私もソファを触る



ハヤテ「そんなにふわふわなのか?」



鈴「うん、ふかふか」



ハヤテも気になったのかソファに触れ、結局3人でソファやクッションを触る







それを入口からそう遠くない位置でメッサーがため息をついた



メッサー「……すみません」



ヘルマン「構わん しかし、あの少女もよく感情が表に出るようになったな」



ヘルマンの視線の先には鈴音がいた



メッサー「……ハヤテのおかげだと、思っています」



すると、鈴音がふとハインツの方を向いた



鈴「ハインツ様、よければ一緒に遊びませんか……?」



どこから出したのかトランプを持っている鈴音



ハインツは戸惑っていたが、他の人達に背中を押され輪の中に入っていった

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