愛なんて知らない 短編集&番外編

第7話 ページ21

ワルキューレ「ありがとうございました!」



私たちが頭を下げると、拍手が送られてきた



恋「皆さんの歌最高でした!!」



駆「うんうん!!」



2人はニコニコと笑いながら感想をくれる



隼「素晴らしい歌声だったね〜始?」



始「ああ、そうだな」



良かった、皆喜んでくれて……



フレイア「やっぱり皆で歌うのが最高やね〜!」



フレイアはご機嫌な顔で笑う



カナメ「スズネ、今日はとても調子が良いわね」



アラドさんとメッサーさんの横に立つカナメさんは微笑みながらそう言う



鈴「そう、ですか?」



そう言うと、メッサーさんはパッとデータを見せてくれる



メッサー「ああ いつもより数値が上がっている


そして、それにつられるように他のメンバーの数値も上昇している」



確かにデータを見るとそうなっている



全くそんな風には感じてなかったんだけどな……



美雲「そうね いつもより強い歌声に聞こえたわ」



鈴「美雲さんまで……」



元の世界の景色に似てるから?……まさか、ね



恋さん達はデバイスを見て興奮してる横で、ハヤテが口を開いた



ハヤテ「そういえばさアンタら


シ、シックスなんちゃらとか言ってたよな?


あれ、何なんだ?」



始「Six GravityとProcellarumだな


アイドルとして活動しているんだ」



フレイア「じゃあ私たちと一緒やね〜!」



フレイアは嬉しそうにそう言う



ハヤテ「じゃあさ、今度はそっちが歌ってくれよ!


な、スズネ?」



鈴「ん 聞きたいです」



私がそう言うと葵さんが口を開いた



葵「えっと、その前に聞いてもいいかですか?」



カナメ「ふふっスズネとハヤテくんの今の姿勢の事ね?」



カナメさんの言葉に皆の視線が私たちに向く



ハヤテ「何か変か?」

鈴「何か変ですか?」



私たちがそう同時に言うと、変と返ってきた



アラド「ほんと、お前らなぁ……


いや、仲いいのは凄く良いんだ……ただ何でまた抱き合ってるんだお前らは!!」



ツキウタ。メンバー(これ、いつもか……)



始さん達は呆れてる人と顔を赤くしてる人、困り顔で見てる人に別れてる



夜「えっと……な、何で2人は


その……だ、抱き合ってるのっ?」



赤くなりながらそう言う夜さん



鈴「少し疲れたので」

ハヤテ「何かスズネが疲れてたから」



2人でそう言うと皆が呆れ顔になったのは何でかな?

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