海賊嫌いと海賊〜第1章〜【浦島坂田船】

紫の海賊〜スパイ〜 ページ8

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俺らは、昼ご飯を食い終わった時に船長から召集がかかった


なんか、この船に海軍のスパイがいるらしい
センラ「スパイねぇ、見つけたらどうします？」


そりゃあもちろん

うらた/志麻「「拷問する」」

センラ「怖っ！」


当たり前だよなってうらたに言ったらうんうんって言って頷いてた


その時、坂田が
坂田「そういや、原下だっけ？そいつがなんか夜な夜な誰かと連絡とってたような」



志麻/センラ「「は？」」
センラと声が被った



いや、それよりあの原下が？


だって原下は、めちゃくちゃ優しくて実の兄貴みたいに思えるくらいの人がスパイ？



うらた「志麻、心の声ダダ漏れ」
志麻「え”、いやそれより坂田今の話本当！？」

坂田「いや、俺も寝ぼけてたから気のせいだと思うけど…」
センラ「…なら、今日の夜見張らん？」


センラ今の間なに


坂田「それ、いいな！よし、今日の夜原下？を見張ろう！！」


うらたも俺もオッケーした








それより
志麻「坂田、お前原下にはこの中で一番お世話なってただろ」


坂田「…え？」
コイツ、忘れてんのかよ！


うらた「ほら、あの緑色っぽい黒髪の優しそうな男！」


そして、少し考えて思い出したのか

坂田「え、えぇぇぇぇぇ！？あの優ちゃんが！？」
コイツ、絶対忘れてたな


センラ「さかたん忘れてたんね」
センラが思ってた事言ってくれたナイス








…もし、原下がスパイだったら、俺容赦しないから

それが、2週間前のとてつもなく暑い日の事だった


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