好きだから ページ48
A目線
今日もフラれた。
もう何度目か分からない。
なんなら1回目が1番手応えあったなぁ…あ、考えてたら泣けてきた。
私が勇気を振り絞って告白した中学2年生の夏。
諦めて他の人を…とも思ったが忘れられなくって結局もう一回告白した中学3年生の秋。
行く高校を聞いてなかったから最後に、と思って告白した中学3年生の春。
第2ボタンすら貰えなかった。
高校がたまたま一緒で、クラスまでたまたま一緒だったから告白した高1の春。
今ならイケるんじゃないかと思って告白した高1の夏。
それからは頻度がすごいことになっていって…
ルリ「今日もでしたね。」
A『はは…もうなんか…うん……知ってた。』
コハク「何故あんなにフラれてまで羽京がいいんだ?心底気持ちが分からんな!」
A『そりゃもちろん性格よ。』
ルリ「本当は?」
A『顔も好みですすみません。』
ルリ「そうなんですね、正直なのはいいことです!」
中学デビューで張り切った私は盛大に前髪を切り、オン眉になって中学デビュー
……なんなら小学校から繰り上がりでなるものなので、知ってる人がほとんどの中学デビューを失敗した私に、
「そしたら、前髪を横でとめてみたら?僕、前髪長いからピン持ってるんだ。良かったら使って?」と渡してくれたのが羽京くんだ!
A『……でも、やっぱり1番は性格かな。でも、もちろん全部好き。皆に平等に優しくしてるところとか見ると…もう…なんか…キュウウンってくる!』
コハク「で、弓道をしてるときは?」
A『………確実に皆惚れる。
皆一旦羽京くんに惚れる。』
だってだって、弓道してる羽京くんって、いつものふわふわした雰囲気じゃなくて、かっこいい…なんかキリッとした雰囲気があって、ギャップ?がすごすぎて…!!
ていうか!!
A『クロム君とはどうなの?ルリ。』
ルリ「え!?いや…そんな……」
コハク「ハッ!ルリがクロムを呼ぶとすぐに来るぞ!」
A『えー、見たい!』
ルリにじりじりと圧をかけると、諦めたように聞こえるか聞こえないかの瀬戸際くらいの大きさで「クロム…来てください…」と呟く。
そんな大きさじゃ来るわけ…
クロム「おう!呼んだか!?」
コハク「な!」
A『ねーねー、クロム。ルリのことどう思ってんの?』
クロム「あ?どうって……ムズいな…なんかこう…キラキラしてて、守りたくなるような存在だな!」
ルリ、愛されてんじゃん。
私のニヤけは暫くおさまらなかった。
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闇の塩分(プロフ) - 匿名Nさん» コメントありがとうございます!えー!そんな…私の小説で羽京くんの魅力に気付いて頂けたなんて…!とても嬉しいです!こちらこそ読んでいただきありがとうございます! (8月5日 4時) (レス) id: 2e3f310fc1 (このIDを非表示/違反報告)
匿名N - この夢小説読んでから羽京めっちゃ可愛いくてカッコいいっていうのに気付けました!!今もこの小説を読んでニヤニヤしてます( ^V^ )本当にありがとうございます! (8月4日 20時) (レス) @page44 id: 02c9f82314 (このIDを非表示/違反報告)
闇の塩分(プロフ) - モモさん» もちろんいいですよー!リクエスト承知致しました!きっと羽京くんの女装を見たかった人は少なくないはず…私も女装見たかったです…!! (7月18日 2時) (レス) id: 2e3f310fc1 (このIDを非表示/違反報告)
モモ - 作者様がよろしければ、学パロで夢主ちゃんがいじめられている現場をみたら。をお願いしてもよろしいでしょうか。羽京くん、アニメでもかっこいい!女装みたかった… (7月17日 19時) (レス) @page37 id: 759a61aa3f (このIDを非表示/違反報告)
闇の塩分(プロフ) - チョコミルクさん» そんな嬉しいお言葉ありがとうございます…!そんな!私こそ更新が遅くて申し訳ないです!更新頑張ります…!! (7月13日 21時) (レス) id: 2e3f310fc1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:闇の塩分 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/egg/
作成日時:2023年1月29日 4時