西園寺羽京だけで短編集！【dcst】

婚約は酔いが覚めてから ページ45

※キャラ崩壊※※酔ってるからってことにしてくれﾒﾝｽ※




A目線

ゲン「ほら、羽京ちゃん。もう充分飲んだでしょ？これ以上飲んだらキャラ崩壊待ったナシよ。」
羽京「キャラほうかぃしない…」

A『あ、羽京さん。』
ゲン「Aちゃんにこんな情けない姿見せてもいいの！？」
A『別に情けなくないですよ！』

羽京さんはいつも以上に嬉しそうに笑って、私に近付く。


A『ど、どうしたんで……んわっ！』
羽京「あー……ほんとに可愛いねぇ…ほんと好き…」
ゲン「えっ！？」
A『んえ！？ぇ、ええ、えっと、あの、わ、私も羽京さんのこと……』

『好き』そう言おうとした瞬間、羽京さんの大きな声で私の言葉はかき消される。

羽京「ほんとに娘みたいだよ〜！」
ゲン「え。」
A『………』

ゲンさんは私の方をチラリと見やる。
やめてほしい、そんな目で見ないでほしい。
そんな、哀れむような目で見ないでくれ！


ゲン「…えっと…」
羽京「もしくは妹かなぁ…あー、Aちゃんが妹だったらよかったのになぁ…妹欲しい〜」

私は羽京さんの腕からすり抜け、ゲンさんの隣に座る。

ゲン「…だ、だいじょぶ？」
A『私が言ったことは忘れて、いつも揶揄ってるみたいに羽京さんと話して下さい。』
ゲン「や、でも…」
A『ゲンさん、私の気持ちを汲み取って下さい。』

ゲン「…うーん、分かった。」
羽京「ちょっとぉ！僕の妹と何こそこそしゃべっれるの！」

羽京さんはビールを片手に私の隣に座る。

ゲン「……羽京ちゃんの妹のAちゃんは、俺と結婚するんです〜」
羽京「はぁ？…Aちゃんは、僕と結婚するんだもんね？」
A『はぇ？』


酔った羽京さん、心臓に悪すぎる！
ダメダメ、羽京さんは酔ってるからこう言ってるだけ。
冷静になれ、自分。

羽京「うん…そうだな。……ね、Aちゃんって、今年で19だっけ？」
A『え…はい。』
羽京「じゃあ、文明復興したら、本当に結婚しよっか！」

羽京さんは笑顔でまた私の心臓を止めようとしてくる。

A『ゲンさん……助けて……』
羽京「あ、ちょっとぉ、僕のプロポーズ無視しないでよぉ…！」
A『や、ほんと、結婚とか…無理です…』
羽京「えー！やだやだ！僕Aちゃんと結婚するの！なんで駄目なの！」
A『…羽京さん酔ってるじゃないですか！』

羽京「む…よってないもん！」

そう言う羽京さんの顔はほんのり赤くて、酔っているのは確実だった。

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