悪魔なシスターと、天使な悪魔 ページ35
A目線
A『…いち、にぃ、さん…』
街をぶらぶらと歩きながらお金を数える。
A『…宿舎行かなきゃ。』
そろそろ外出しているのがバレたらマズい時間だ。
小走りで宿舎の方へと向かう。
宿舎の大きな扉を開ける。
が、いつもと何か雰囲気が違う。
なにかあったのだろうか。
寝室の扉を開ける。
あ、誰かいんじゃん。
A『なんかあった…の…』
?「あ、これはその…ちが…僕が来ただけで皆逃げただけで…」
悪魔。
その表現が正しいだろう。小さな角に、緋色の右目。翼は隠しているのだろうか。
が、よくよく見ると天使の持っている特徴も合わせ持っている。
綺麗な白髪に、澄むような青緑色の左目。
?「ぼ、僕のことを浄化するなら一思いに…!」
A『別にしないよ。私インキュバスと人間のハーフだし。同士狩りとか本当はしたくないから。ほら、さっさと帰る。』
その悪魔の背中をぐいぐいと押す。
?「君の格好的にシスターみたいだけど…シスターって天使と人間のハーフしか出来ないものじゃ…」
この悪魔、どこまで知っているんだろう。
ちょっと面白いかもしれない。
A『待って。』
?「え?」
A『君の名前は?』
?「……羽京。天使と悪魔のハーフ。」
天使と悪魔のハーフなんて、神話にしか存在しないとおもってた!!
A『…ねえねえ、羽京。私達手を組まない?』
羽京「僕は人を殺したくないから嫌だ。」
A『別に殺さないよ、まあ聞いて。まず、私は男の精気を吸うでしょ?そしたら羽京は私の血をちょっと吸えばいい。』
確か悪魔が吸う血は、悪魔、天使、人間、どれでも良かったはず。
羽京「やだよ!インキュバスの血なんて吸ったら興奮状態になるじゃないか!」
A『えー、その時はソロプレイ手伝ってあげるから。私こう見えても口でやるのが上手って評判なんだよ?』
顔の前で手で丸を作り、ちょびっと舌を出してみる。
A『ていうか、人を殺してないからそんなにぼろぼろになってるんでしょ?そろそろ血吸わないとマズいんじゃない?』
羽京「っ!君、良い性格してるね、褒めてないけど。」
A『んで?いらないの?いるの?』
羽京の目の前で唇を噛んで血を見せる。
羽京はゴクリと唾を飲み込んだ。
羽京「…ほ、ほんとに君はいいの?」
A『ダメだったらこんなことしないなぁ』
羽京「じゃあ…いただきます。」
羽京は私の下唇を味わうようにキスをしてきた。
まだ、夜は長い。
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闇の塩分(プロフ) - 匿名Nさん» コメントありがとうございます!えー!そんな…私の小説で羽京くんの魅力に気付いて頂けたなんて…!とても嬉しいです!こちらこそ読んでいただきありがとうございます! (8月5日 4時) (レス) id: 2e3f310fc1 (このIDを非表示/違反報告)
匿名N - この夢小説読んでから羽京めっちゃ可愛いくてカッコいいっていうのに気付けました!!今もこの小説を読んでニヤニヤしてます( ^V^ )本当にありがとうございます! (8月4日 20時) (レス) @page44 id: 02c9f82314 (このIDを非表示/違反報告)
闇の塩分(プロフ) - モモさん» もちろんいいですよー!リクエスト承知致しました!きっと羽京くんの女装を見たかった人は少なくないはず…私も女装見たかったです…!! (7月18日 2時) (レス) id: 2e3f310fc1 (このIDを非表示/違反報告)
モモ - 作者様がよろしければ、学パロで夢主ちゃんがいじめられている現場をみたら。をお願いしてもよろしいでしょうか。羽京くん、アニメでもかっこいい!女装みたかった… (7月17日 19時) (レス) @page37 id: 759a61aa3f (このIDを非表示/違反報告)
闇の塩分(プロフ) - チョコミルクさん» そんな嬉しいお言葉ありがとうございます…!そんな!私こそ更新が遅くて申し訳ないです!更新頑張ります…!! (7月13日 21時) (レス) id: 2e3f310fc1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:闇の塩分 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/egg/
作成日時:2023年1月29日 4時