プロローグ ページ1
誰が全人類が石化すると予想したのだろうか…
その日私はいつもどおり働いていた
『はい。田中さん今日の手術は終わりましたよ。いつもどおり少し休んだら薬を飲んで安静にしていてください。この調子だと来月までには完治してると思いますよ』
「そうですか。神路先生の手術はいつもすぐ終わるので本当に助かっています。ありがとうございます」
『いえいえ。これが私の仕事なので』
私はいつもどおり医者として働いていた
母の影響もあってかもともと医学については詳しかったためかこの病院では名医何かと呼ばれているが正直そこまでのことではないと思う
『あ、じゃあ私今日はこのへんであがりますね』
「あ〜わかった。久しぶりのお休みだもんね。楽しみなよ」
今日少し変わったことがあるとするならばいつもより少し早く帰れることくらいだろう
別に特にすることもないし前まとめてた研究結果の続きでも…、
そんなことを考えて病院を出ようとしていた矢先だった
…?何だあの光は?
私の目に写っきたのは紛れもなく世界すべてを飲みこむかの如くこちらに向かってくる光だった
以外にもあまり驚かなかった。ただはじめに感じたのは、あ、死ぬんだなと言う思いだ
こんな現象いままで見たことないし解決策なんて以ての外だった
見た感じ光と言っても証明された光の速さよりは遅いが私が逃げきるすべはない
(死んだら私はどうなるのだろうか?)
そう考えると少しだけ恐ろしく感じた。私は医者である。それなりに死というものを見てきたしある程度耐性はある。しかし死というものを間近に感じていたからこそ命の尊さについてもある程度は理解しているつもりだ
人間とは未知を恐れる者が多い。私もそれらと一緒だ。だから恐怖はある程度ある
そんな考えをしながら私の体は光によって包まれた
(?生きてはいる?しかし何も見えないし聞こえないし動かない。となると脳だけは何故か動いている。まるで石みたいだ。怖い…。いや、でも意識が遠のいていく。きっと抵抗すればある程度は起きていられるかもしれないだけど…)
私はこれと言って生きている理由がなかった
もちろんい者として嬉しいこともあったし自分のしたことで誰かに喜んでもらえるのは大変嬉しいことだ
だが生きている理由とまで言われると違う…
否そうではない
私はただ…
父と母への思いが強かっただけだ…
そして私の意識は遠のいていった___
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作成日時:2022年1月18日 12時