彼女に焼きもち妬かせ隊 ページ3
▽
で！話は戻って俺はAちゃんに焼きもちを妬いてもらいたいわけですよ！！だって俺ばっかり妬いて嫉妬しているのもあれじゃん？！あれじゃん？！！
というわけで〜！とりっぴぃの〜！彼女に焼きもち妬かせ隊！始まりま〜す！
まずは今日俺の家に遊びに来るAちゃんの前で買っておいたアイドルの雑誌を読んでみたいと思いまーす！！
｢お？アイドル創刊号？あー記念のやつだっけ？珍しいね、とりぴがそういうの買うって｣
｢そー、たまには見てみようかなーって思って乃木坂のこのことかやっぱり可愛いよね｣
｢あー、可愛いよね、でもそれよりかさ｣
おお！早速反応あり！雑誌開いてたら興味持って？ゲームしてた手を止めて？わざわざ俺の方に来た！しかも雑誌を取られたときた！！
この流れは｢私の方が可愛くない？｣または｢私の方見てよ、とりぴが夢中になっていいのは私だけなの！｣って頬を膨らませて抱き着いてくる流れじゃない？！！
そう思っていたのも束の間、雑誌は後半の方まで進んでおり俺の隣に来てそのページを見せてくる
｢見て！！！可愛くない？！私の嗣永桃子の教え子第1期生なんだけどアンジュルムの船木結ちゃん！！ 見てこのくったない笑顔！！可愛い！！！ふなっきぎゃわいい！！！！あとこのこ中学生の頃からお尻と胸が良きなんよ！！！うちに写真集あるけど見る？見たい？見たいよね？！！｣
｢え、あ、うん？｣
｢じゃあ、今度持ってくるね！でね！このこがね！私の彼氏の嗣永桃子の〜！｣
そういやAちゃんドルヲタ、ていうかももちヲタクだったわ……大学居たときすっげぇ長文の悩みLINEとライブの感想LINEきたんだっけ、なっつ
あのときは結構病んじゃって綺麗な黒髪も切って色も染めちゃってさぁ、あれ見たときは驚いたなぁ、俺知らないで見たから余計ね
つかAちゃんの彼氏！嗣永桃子じゃなくて！
お！！！れ！！！彼氏俺！！！！！！
あーもー、なんで嫉妬させたくて買ったアイドル雑誌に俺が嫉妬してんの、しかもなんで女性アイドルだし、女にまで嫉妬するとか俺やばいのかな
｢ん？どうしたの？｣
｢んー、なんでもないよ｣
へらりと笑う俺にAちゃんはまた首を傾げるけど俺に体重を掛けて雑誌を見せながら楽しそうに話す顔を見ると別に良いかな、って思ってしまう
たまにはこうやって近くで話すのも悪くないか、Aちゃんの体温と重さを感じながら彼女がここにいる安心感を噛み締めた
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ゆう(プロフ) - 作品を読んで言葉遣いに衝撃を受けました。こんなに素敵な文章書かれる方がいらっしゃって、感動し、今纏まらない言葉を書き連ねています。柔らかく人間味のある表現がとても好きです。執筆活動を陰ながら応援しております。長文失礼致しました (2018年1月17日 16時) (
レス) id: e25d9f6b92 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：右京大河
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ukyota/
作成日時：2017年10月19日 13時
