好きの伝え方【ky.fj】 ページ8
▽
｢あ、A！｣
コンビニで買い物を終えそこから出ると廊下で知らない声に名前を呼ばれた気がした、知らない声だと分かっていながらも思わず反射的に振りむいてしまう
そこにいたのはあのイケメン集団のなかでもっとも目立つ人だった、赤色の入った髪にモデル体型の高身長はいるだけでも存在感が大きい
学部は違うけど知っている
キヨと呼ばれるこの青年は私に手を振った、思わず振り返してしまったけど彼とは初めましての筈なのに、何故かお互いが知り合いで友人のような、不思議な感覚だった
｢俺、キヨって呼ばれてんだけど｣
｢あ、知っています｣
｢まぁ俺もフジからAの話聞いているから知っているけどな！｣
そう言うとキヨは私のことを品定めするように全身を見始める、その視線も気になるけど一体フジは私の何を話しているのか
あとで洗いざらい吐いてもらおう、なんてそう思っているとキヨがいきなり
｢それにしてもあれだな！｣
｢フジに聞いていた通り結構可愛いじゃん｣
｢俺のものなってみるか？｣
と私の頬にキスを落とした
突然のことに訳も分からず立ち尽くす私の頭を撫で
上機嫌で鼻歌を歌いながらその場を去って行く背中を私は見ていることしか出来なかったけど
少し時間が経ち冷静になった私は物事を理解するのにそこまで時間は掛からなかった
あのイケメンのことだ、どうせ女の子の扱いに慣れていて私のことを2人しておちょくって遊んでいるだけだと理解し、コンビニで買ったばかりの紙パックのジュースを持ちフジの待つ図書館に戻る
扉を開けると冷気が一気にこちらに来て、いつのまにか起きていたフジが小さく手を振っていた
それでもエアコンが程良くきいていたはずのこの部屋が何だか少しだけ暑く感じたし何故かキヨと会ったことされたことをフジに話せなかった
も し も 彼 ら が 本 気 だ っ た な ら
なんて考えは私の頭には一切なかったし過ぎりもしなかった
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 122人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「実況者」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
るす(プロフ) - リクエストなのですが、なんでも良いので愛ゴリお願いしたいです…！あと、近付きたい、冬 での九ちゃんがとっても良かったので、九ちゃん→女主→←愛の戦士を違うシュチュで見たいです！ふたつもリクエストすみませんm(__)m (2019年3月12日 3時) (
レス) id: d3576535a6 (このIDを非表示/違反報告)
るす(プロフ) - 愛ゴリ書いてる方ほんと少ないのでめちゃくちゃ有り難いです…！それにちゃんと愛ゴリっぽくて違和感なくて…右京様が占ツクしてて良かった…。話の内容も表現の仕方もとっても好きで、あまり知らない方の小説も楽しく読めました！あとズズさんのは爆笑しました笑笑 (2019年3月12日 3時) (レス) id: d3576535a6 (このIDを非表示/違反報告)
Night(プロフ) - ああああpumpkin組だいすきです…………！！！恵みをありがとうございます………！！(；＿；) (2018年11月2日 6時) (レス) id: a529f3ac54 (このIDを非表示/違反報告)
緒方(プロフ) - リクエスト失礼します！こいろちゃんで女主でお願いします、！右京様の書くこいろちゃんが好きなので待っています！時間がある時でいいので...！ (2018年3月3日 11時) (レス) id: 1f9d5344b6 (このIDを非表示/違反報告)
サラ男。(プロフ) - 勢い余ってコメントしてしまいました。はあ〜ドルヲタな夢主素敵むすぅの名前をありがとうございます。とりさん脳内再生余裕ですね、、焼きもちかわいい……また更新楽しみにしてます！ (2017年9月28日 22時) (レス) id: 610db604ae (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：右京大河
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ukyota/
作成日時：2017年8月23日 2時
