速報：俺氏高校の廊下で幼女と出会う (ページ4)

今日:3 hit、昨日:1 hit、合計:4,028 hit

4.楽しみページ4

▽

いつもだったら良い雰囲気だったのにぶち壊しやがって！とか少しは思うが、いや、実際思っていたけど

そんなことよりこの幼女に出会えたことの方が嬉しかった俺は不機嫌など何処かへ行きむしろ上機嫌になってしまった、幼女パワー恐るべし

パタパタと俺達との距離を縮め、ため息を吐いた、幼女の吐く二酸化炭素は何処か甘い匂いがしそう

｢良い？きみたちここは学校なの、お付き合いするのは結構だけど、こういう不健全なことはもっと人目を気にしてください！分かりましたか？｣

｢まぁまぁ、そんなことより嬢ちゃん今日もかわええなぁ、せや、今日はきちんとお兄ちゃんがお家まで送ってあげましょうか？｣

｢こら！先生だって言ってるでしょ！子供扱いしない！あー！もう！HR始まるから2人とも早くクラス戻りなさい！｣

ぷんぷん、とでも可愛らしい効果音が付きそうなほど可愛らしく怒る幼女、さっきから俺と女子生徒の背中を押しているが全然力が伝わってこない、ほんま癒し

こんな可愛らしい姿をしているのにクラス名簿を持っているあたりはきちんと担任の先生をしているようだ、人は見かけによらず、とはよく言うもんで

何処か気まずい雰囲気の中教室まで歩いていき、女子生徒が自分のクラスに入ると、幼女がいきなり俺の制服の裾を掴んできた

｢それから、狐崎くんは放課後理科準備室に来ること、個人的にお話があります｣

｢ほんまですか？幼女に呼び出し食らうなんて初めての体験やわあ、嬉しいわあ、着替えたらすぐ行きます｣

｢もう！私は！先生だって！言ってるでしょ！｣

そう背中に怒鳴られた、少し遅れて教室に戻ってきた俺は軽く注目を浴びたがなんてことない、前の席に座る牛くんはざまあみろ、と唯一悪意のある笑い方をしていた

いつもだったらその下手くそな笑顔を馬鹿にしていたけど今はそんなことよりあの幼女と2人きりで話せることが嬉しくてソワソワしていた、放課後まであと数分、ここまで長い数分はないと思った