速報：俺氏高校の廊下で幼女と出会う (ページ2)

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2.先生ページ2

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｢兎川せんせえ？あ、Aちゃんのことか！｣

昨日の幼女に出会い、それが先生だったということを牛くんに話すと最初こそは話が通じなかったがあの幼女の名前を出すと思い出したようだ

それにしても他の生徒はあの幼女のことをAちゃんなんて下の名前で呼んでいるのか、今度あったら俺もそうやって呼ぼう

｢てかとわぽんAちゃんのこと知らなかったっけ？前に理科の自習のとき来てたけど｣

｢あー多分サボってましたわ、隣のクラスの女子に誘われてたんで、断るのもあれでしたし｣

｢うわ、そんなこと1度で良いから言ってみてぇわ、そんな顔面偏差値変わんねえ筈なのに……、なんでそんなとわぽんモテるわけ？｣

｢さあ？背丈じゃないですか？牛くんは小さいですからね、はいはい可愛い可愛い｣

｢うっざ、頭撫でんな！｣

俺の顎より下にある頭を撫でると叩かれた、せっかく可愛い背丈なのに勿体ない、もっと自分の可愛さを活かせばいくらでも女の子なんて優しくすれば落ちるのに

そんなこと言ったら牛くんは俺から離れていってしまいそうな気がするから言わないけど、そんな自分の話なんてどうでもよくて今聞きたいのはあの幼女の話だ

｢まぁ、それよりそのAちゃん先生とやらとはどこに行けば会えるんです？入学して2ヶ月ほど経ちましたがそんな先生1度も見かけたことありませんし｣

｢入学式のとき諸事情でいなかったらしいけど2ヶ月も学校いて遭遇しないとかそりゃないでしょ、確かにAちゃん出現率低いらしいけど、基本的に何処いるか分からないってゆげぽも言ってたわ｣

｢てことは手掛かり無しってところですか、流石牛くん使えると思った矢先分からないとは、落としてきますよね、流石ポンコツ｣

｢ポンコツポンコツうるせぇ、でも昨日はとわぽんの前に現れたんだろ？じゃあまたそのうち会えるんじゃね？｣

雑やしほんま適当やなあ、そう思っていると朝のHRが始まるチャイムが鳴った

担任が来るまで席に座り読み掛けの本を開く、それだけで文学的、頭良さそう、と勝手に女子が騒いでくれるから有難い、カバーの中はただのライトノベルだなんて知らないくせに

ただ今日は本の内容も女子のヒソヒソ話も全く入って来なくて、脳内を占めているのはずっとあの可愛らしい幼女のことだけだった