衝動-2 ページ7
「お待たせ。」
戻ってきた彼が後ろから抱きしめた後、うーん、こっちやな。と俺をくるりと振り返らせ正面から抱きしめた。体温と匂いを感じ多幸感に包まれ自然と頬が緩む。
「どうしたん？帰ってきた時めっちゃ可愛い顔してた」
「可愛い顔？」
彼の言葉に思わず聞き返す。
「ん、俺に甘えたいって顔。」
「んはっ、出てた？」
「出てた。ほんま可愛くて抱きしめたくなったし。」
「実は大毅が出かけてからな、ずっと抱きしめられたい衝動に駆られててん。やから顔に出ちゃったのかも。」
「えーーーー、なにそれ...めっちゃ可愛いんやけど！...因みに俺が抱きしめたからもうその衝動消えてもうた？」
「全然。まだまだ消えへんなー。」
「んはは、ほんならもっと抱きしめんとな。因みに俺今めっちゃキスしたい衝動に駆られてるんやけど。」
「奇遇やな。俺も。」
「それは大変や。どっちもせんとな。」
「せやな。...ふふ、大毅わざとらしい。」
「しゃーないやん。今すぐともの事抱きしめてキスできると思ったら気も急ぐわ。」
「今日はまだまだ終わらへんよ。でも、せやね。早くキスして抱きしめて欲しいかも。」
「せやろ？洗面所前なんて落ち着かへんしソファ行こ。」
「おん。ふふ、楽しみ。」
「あーーー、可愛い。」
顔をピンクに染めた大毅は今日一の甘い笑顔を見せる。そのまま頬に数回キスを落とすと俺の腕を掴んでソファへと向かった。
大毅が座ると「こっち。」と言いながら己の膝を数回叩く。上に乗れと言うことだろう。
遠慮なく上に乗ると背中に腕が回り距離が近づいた。
「めっちゃ幸せ。」
2人の声が合わさって互いの耳をくすぐる。
引力の様にどちらからとも無く近づく唇と体温の熱さに時間も忘れて酔いしれた。
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こめこ(プロフ) - さくさん» さく様 コメントありがとうございます！久しぶりの割には量も内容も薄いなぁと思っていたのでコメントで嬉しいお言葉をいただきホッとしております。さく様にとって定期的に読みたいと思える話を作れていたのなら本望です。改めてありがとうございます！ (4月9日 12時) (
レス) id: e2c256bfb1 (このIDを非表示/違反報告)
さく(プロフ) - こめこさん！はじめまして。こめこさんの赤緑が大好きで定期的に読み返して癒しをもらってます♡新しいお話読めて嬉しいです(* ˊᵕˋㅅ)ありがとうございます！ (4月9日 8時) (レス) id: c5d17ce2c7 (このIDを非表示/違反報告)
こめこ(プロフ) - たまごんさん» たまごんさん！コメントありがとうございます！あげた後はいつも「これはあり寄りのあり？なし？」と思っているので感想を頂けるのは嬉しいですね！本当にありがとうございます！ (2022年9月29日 17時) (レス) id: 682a85edc3 (このIDを非表示/違反報告)
たまごん(プロフ) - こめこさん！！待ってました♪今回のも可愛くてほっこり……。めちゃくちゃ癒やされました！ (2022年9月29日 13時) (レス) id: f5c1be6b74 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こめこ | 作成日時：2021年5月16日 10時
