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そうして、Aは烏間の看病をすることになった。
『……………』
Aは寝ている烏間の頭を数回撫でると静かに立ち上がり、キッチンへ向かった。
『(勝手に使っちゃ悪いけど………)』
Aはできる限り喉を通しやすいものを作り、お盆にのせて烏間の寝ている寝室へ向かった。
『烏間さん、起きてください。』
烏間「んっ、一色君……」
烏間はうっすらと目を開けるとAの名を呼ぶ
『キッチン勝手に使いました。お粥、作ったんでできる限り食べてください。』
烏間の容態は良くないため、起き上がることもできない。それを見たAは烏間の上半身を起こし、お粥を少し掬い自分の息で熱を少し冷ますと烏間の口元へ持っていく。
『………はい、口開けてください。』
烏間「っ、ぇと……」
烏間の頬が風邪とはまた別の意味で赤くなる。そして、意を決し口を少し開ける。
『食べれますか？』
烏間「………」
烏間は無言で頷くとAを見つめる。早く食べたい、食べさせて、と目が訴える。
『……はい、どうぞ。』
烏間「Zzz………」
『……………っ！』
空になった鍋をお盆にのせてキッチンへ行こうとしたAの服を烏間の手をつかむ。
『烏間さん？…………寝てる……？』
烏間「いっ、しき………君、行かないで」
烏間は少し目を開けると涙目で頬を赤らめ静かに訴えるとまた目を閉じた。
『………どこにも行きませんよ。』
Aはお盆を置くと烏間の手を握り、座ると烏間の寝るベッドへ頭をつけた。
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ぱるむ - 復活待ってます！すごく面白かったです！ (2020年6月12日 16時) (
レス) id: 4fbbe91aff (このIDを非表示/違反報告)
零 - 続からでも良いので、新しく、書いて頂けませんか？ (2019年3月29日 2時) (レス) id: 67a2382333 (このIDを非表示/違反報告)
アクト - 更新頑張ってください！！待ってます (2018年12月31日 6時) (レス) id: 4d94ffdfb5 (このIDを非表示/違反報告)
あゆめ - 更新頑張って下さい！ (2018年8月15日 11時) (レス) id: 5d7f163d63 (このIDを非表示/違反報告)
みなと。 - すっごく面白いです！リビングで読んで爆笑してたら家族（一部）に「なんだこいつ」っていう目で見られました（笑）続き楽しみです！待ってます！ (2018年1月20日 19時) (レス) id: c2db738c4e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：古場朱田 | 作成日時：2016年8月12日 10時
