集会の時間 ページ17
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椚ヶ丘中学には月に一度、全校集会が行われる。差別を受けているＥ組にとっては気が重くなるイベントだ。
早速渚はＤ組の二人にからかわれ他の人も差別の目線を向けられ笑われる。
赤羽はサボり、Aは遅刻。
Aは昼休みは睡眠、5時間目に移動開始しているため途中参加となっている。
全校生徒が並び、校長が長々と話を続ける。
しかし、Ｅ組の差別は終わらない。
全校生徒に嘲笑われ軽蔑される。
そして、生徒会のお知らせに入ろうとしたとき烏間がＥ組の表向きの担任として体育館へ入ってきた。
Ｄ組の生徒が羨ましがる中、次はイリーナが入ってきた。その隣にはダルそうに歩くAの姿がある。
Aは生徒の列に並ぼうとしたが、イリーナに腕を捕まれ、なぜかイリーナと烏間の間に立つことになった。
『(………解せぬ)』
普通なら他の教師が生徒の列に並ばせる筈だが、声をかけようにも二人の威圧が強くかけられない。烏間の場合、無意識だが、Aを近くに置いておきたい、という意識がある。
生徒会行事の詳細が書かれたプリントが配られるが、Ｅ組の分だけない。
配られていないのだ。
また、バカにしたような大笑いが体育館内に響く。
生徒だけでなく、教師も一緒になって嘲笑う。
イリーナと烏間は陰湿な空気に顔をしかめる。
『…………分かった？これがＥ組差別。まあ、俺はなんともないけど………』
ｲﾘｰﾅ「何でよ？」
『…慣れたから』
ｲﾘｰﾅ「これに慣れるなんてどｕ((ブワッ))？」
『…………』
殺せんせーによって全員にプリントが渡ったため、全校生徒の笑いどころを潰された生徒会は怒鳴る。しかし、すぐに立て直し話を続ける。
殺せんせーはAとイリーナの間に入り込むと早速イリーナはナイフで刺そうとする。
それを簡単に避ける殺せんせー。
Aはその様子を見て烏間に目を向けると烏間は怒りながらイリーナを外へ連れ出した。
そんな様子を見ると何とも微笑ましく、Ｅ組生徒は声に出して笑ったり苦笑いを浮かべたりしている。
しかし、その様子を見て不満に思う生徒はもちろん居る。
Aは集会が終わると一目散に体育館から出ていった。
これ以上ここにいると何か起こる、と直感で思ったのだ。
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ぱるむ - 復活待ってます！すごく面白かったです！ (2020年6月12日 16時) (
レス) id: 4fbbe91aff (このIDを非表示/違反報告)
零 - 続からでも良いので、新しく、書いて頂けませんか？ (2019年3月29日 2時) (レス) id: 67a2382333 (このIDを非表示/違反報告)
アクト - 更新頑張ってください！！待ってます (2018年12月31日 6時) (レス) id: 4d94ffdfb5 (このIDを非表示/違反報告)
あゆめ - 更新頑張って下さい！ (2018年8月15日 11時) (レス) id: 5d7f163d63 (このIDを非表示/違反報告)
みなと。 - すっごく面白いです！リビングで読んで爆笑してたら家族（一部）に「なんだこいつ」っていう目で見られました（笑）続き楽しみです！待ってます！ (2018年1月20日 19時) (レス) id: c2db738c4e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：古場朱田 | 作成日時：2016年8月12日 10時
