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「一世のこと利用してたくせに…っ




一世のこと悪く言う資格ない、!」




「あはは、ごめんってー!




もう利用しないよ、




那須のこと傷つけた奴の




顔なんて二度と見たくないし。」






「…俺だって…




一世を傷つけた奴の




顔なんて二度と見たくない…」





今にも突っかかってきそうな




藤井くんは、




俺から離れて歩いて行った。





まさか一世くんが




藤井くんと付き合ってたなんてね、




そんなこともあるんだ、












Side.Naoki




一世が利用されてたなんて、




龍我くんのことで




一世に腹立ってたけど…




そんなことしてる場合じゃなかった。




利用されてたなんて、




何度もそう思った。




できることならば




龍我くんに一世と




付き合ってほしい、




一世に辛い思いなんて



してほしくないよ、





…俺は一世のことが好きだけど…




一世は龍我くんのことが好き…




浮所はもう利用しないって




言ってたけど…




あれがほんとかどうかもわからない。




一世が龍我くんと付き合えたら




利用なんてされない、





…だったら俺がとる




行動はひとつ…

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作者名:あおそう* | 作成日時:2020年2月4日 23時

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