ひとりじめ 2〈Hidaka×Yuto〉 (ページ46)

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Side.Ryuga

放課後…。

金指の家に着いた。

…どんな顔して会えばいいんだろ、

多分金指は

俺が理由で学校休んでるんだろうし…

正直俺も金指と

顔合わせづらいし、…

でもずっとこのプリント

持ってるのもなあ、…

…渡してすぐ帰ったら

べつにいいよね、

なにも喋らなくても…

家の前でずっと突っ立ってるのも

なんだかな、って思って

チャイムをならした。

…でもやっぱり久しぶりだし

ちょっとは話した方がいいのかな、

なんて考えていたら…

ｶﾞﾁｬｯ

「あ、…」

「えっと…

どちら様ですか、？」

出てきたのは金指じゃなく、

俺より少し年上っぽい

小柄な男の人だった。

「あ、金指の

クラスメイトの佐藤龍我っていいます、…」

「あ、そうなんですね、」

「はい、

プリントを届けに来て…

金指に渡しといてもらっても

いいですか？」

「あ、はい、

…あの、

ちょっとお伺いしたいことが

あるんですけど…いいですか、？」

「え…？」